運用コマンドレファレンス Vol.2
ユニキャストルーティングプログラムが認識しているRA情報を表示します。
[入力形式]
show ipv6 routers global show ipv6 routers interface {vlan <vlan id>| <Index>}
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- global
- RAの動作しているインタフェースとRAで広告しているprefixをサマリー表示します。
- interface vlan <vlan id>
- vlan <vlan id>指定した場合,指定したインタフェースの詳細情報を表示します。
- <vlan id>にはinterface vlanコマンドで設定したVLAN IDを指定します。
- interface<Index>
- インタフェースに付加されたインデックス番号を指定すれば,当該インタフェースの詳細情報を表示します。
- インデックス番号はshow ipv6 routers globalで表示できます。
[実行例]
図10-1 RA情報の表示
>show ipv6 routers global Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC #Index Name Prefix #2 VLAN0010 3ffe:2::/64 #2 VLAN0010 3ffe:1111:2222:3333::/64 #3 VLAN0020 (VRRP ID:10, Status:MASTER) 3ffe:501:811:ff04::/64 >show ipv6 routers interface vlan 10 Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC Index: 2, Name: VLAN0010 Statistics RSin(wait): 0(0), RAout: 0, RAin(invalid): 4(0) Intervals RA Interval: 200-600s (next=219s later), RA Lifetime: 1800s Reachable Time: ---, NS Interval: --- Managed Config Flag: off, Other Config Flag: off, Hop Limit: 64, No Advertised Link Address: on, Link MTU: 1500 Prefix ValidLife[s] PrefLife[s] OnLink Autoconfig 3ffe:2::/64 2592000 604800 on on 3ffe:1111:2222:3333::/64 2592000 604800 on on > >show ipv6 routers interface vlan 20 Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC Index: 3, Name: VLAN0020 (VRRP ID:10 ,Status:MASTER) Statistics RSin(wait): 0(0), RAout: 0, RAin(invalid): 2(0) Intervals RA Interval: 200-600s (next=103s later), RA Lifetime: 1800s Reachable Time: ---, NS Interval: --- Managed Config Flag: off, Other Config Flag: off, Hop Limit: 64, Advertised Link Address: on, Link MTU: 1500 Prefix ValidLife[s] PrefLife[s] OnLink Autoconfig 3ffe:501:811:ff04::/64 2592000 604800 on on >
[表示説明]
表10-1 RA情報の表示内容
表示項目 意味 表示詳細情報 Index インデックス番号 − Name インタフェース名称 RA情報を設定したインタフェース名称。当該インタフェースでVRRPを使用中の場合,以下の表示が追加されます。
(VRRP ID:<Num>,Status:<Status>)
<Status>=INIT,BACKUP,MASTER
<Num>=1〜4095Statistics RA関連の統計情報 RSin(wait) 入力されたRSパケット数
カッコ内は不正なRSパケット数− RAout 出力したRAパケット数 − RAin(invalid) 入力されたRAパケット数
カッコ内は不正なRAパケット数− Intervals RA Interval 広告間隔(最小値―最大値) next:次の広告までの時間 RA Lifetime 広告される装置の生存時間 − ReachableTime 広告される装置の可到達時間 − NS Interval 広告される装置の再送時間 − Managed Config Flag: アドレス管理フラグの設定 on/off Other Config Flag: アドレス以外の自動設定有効フラグ on/off Hop Limit: RAで広告している端末が用いるべきホップリミット。 − No Advertised Link Address: RA送信元のリンク層アドレスを広告するかどうかの設定 on/off Link MTU: − MTU値 Prefix RAで広告中のプレフィックス − ValidLife[s] 広告プレフィックスの最終有効期間 単位:秒 PrefLife[s] 広告プレフィックスの推奨有効期間 単位:秒 OnLink 広告プレフィックスが同一リンク内に存在するかどうかの設定 on/off Autoconfig 広告プレフィックスを端末が使用しても良いかどうかの設定 on/off
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表10-2 show ipv6 routersコマンド応答メッセージ一覧
項番 メッセージ 内容 1 connection failed to rtm ユニキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart unicastコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 2 IP routing is not configured. ルーティングプロトコルが設定されていません。
コンフィグレーションを確認してください。3 No response from rtm. ユニキャストルーティングプログラムからの応答がありません。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart unicastコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 4 no such interface "<Interface-Type> <Interface-Number>" 指定インタフェース名が不正です。
<Interface-Type> <Interface-Number>:指定インタフェース5 program error occurred: <Error Message> プログラムエラーが発生しました。
コマンドを再実行してください。
<Error Message>:エラー部位
[注意事項]
なし
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