運用コマンドレファレンス Vol.2

show ip pim interface

PIM-SMまたはPIM-SSMインタフェースの状態を表示します。

［入力形式］

show ip pim interface [vlan <vlan id>] [detail]

［入力モード］

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

［パラメータ］

vlan <vlan id>

指定したインタフェースのインタフェース情報を表示します。

本パラメータ省略時の動作

すべてのPIM-SMまたはPIM-SSMインタフェース情報を表示します。

detail

PIM-SMまたはPIM-SSMインタフェース情報を詳細形式で表示します。

本パラメータ省略時の動作

PIM-SMまたはPIM-SSMインタフェース情報を標準形式で表示します。

すべてのパラメータ省略時の動作

すべてのPIM-SMまたはPIM-SSMインタフェース情報を標準形式で表示します。

［実行例］

図7-3　PIM-SMまたはPIM-SSMインタフェース状態の表示

> show ip pim interface
Date 20XX/12/10 15:08:10 UTC 
Address           Interface  Component  Vif    Nbr     Hello   DR
                                               Count   Intvl   Address
192.10.10.1       VLAN0011   PIM-SM       1        4      30   This system
192.10.20.1       VLAN0012   PIM-SM       9       10      30   192.10.20.2
192.10.30.1       VLAN0014   PIM-SM      10       11      30   This system
>
> show ip pim interface detail
Date 20XX/12/10 15:09:10 UTC 
Address      Interface  Component  Vif  Nbr    Hello  GenID      DR
                                        Count  Intvl             Address
192.10.10.1  VLAN0011   PIM-SM       1      4     30  3503c645   This system
192.10.20.1  VLAN0012   PIM-SM       9     10     30  42278152   192.10.20.2
192.10.30.1  VLAN0014   PIM-SM      10     11     30  29ba460b   This system
>

［表示説明］

表7-5　show ip pim interface表示内容

表示項目意味表示詳細情報

Address インタフェースIPアドレスローカルIPアドレス

Interface インタフェース名－

Component プロトコル種別 PIM-SM（固定）

Vif 仮想インタフェース番号ローカル情報

Nbr Count 隣接ルータ数－

Hello Intvl Hello送信周期－

GenID GenerationID 本装置の該当するインタフェースのGenerationID

DR Address DRのアドレス該当インタフェースがダウン状態の場合は"-"と表示します。
本装置がDRの場合は"This system"を表示します。

表示項目	意味	表示詳細情報
Address	インタフェースIPアドレス	ローカルIPアドレス
Interface	インタフェース名	－
Component	プロトコル種別	PIM-SM（固定）
Vif	仮想インタフェース番号	ローカル情報
Nbr Count	隣接ルータ数	－
Hello Intvl	Hello送信周期	－
GenID	GenerationID	本装置の該当するインタフェースのGenerationID
DR Address	DRのアドレス	該当インタフェースがダウン状態の場合は"-"と表示します。本装置がDRの場合は"This system"を表示します。

［通信への影響］

なし

［応答メッセージ］

表7-6　show ip pim interfaceコマンド応答メッセージ

項番メッセージ内容意味

1 connection failed to mrp マルチキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。
IPv4マルチキャストルーティングを有効にしたにもかかわらずこのメッセージが出るときは，コマンドを再実行またはコンフィグレーションを確認してください。

2 no such interface "<interface name>" 指定インタフェースでPIMが動作していません。インタフェース名を確認してください。
<interface name>：指定されたインタフェースに付与するインタフェース名

3 program error occurred: <error message> プログラムエラーが発生しました。
コマンドを再実行してください。
<error message>：エラー部位

4 This command cannot be executed now. 運用端末でマルチキャストコマンド実行中のため，本コマンドを実行できません。
運用端末でのマルチキャストコマンド実行後，本コマンドを再実行してください。

5 Unknown command "<command>" 指定コマンドが不正です。
<command>：指定コマンド名

項番	メッセージ内容	意味
1	connection failed to mrp	マルチキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。 IPv4マルチキャストルーティングを有効にしたにもかかわらずこのメッセージが出るときは，コマンドを再実行またはコンフィグレーションを確認してください。
2	no such interface "<interface name>"	指定インタフェースでPIMが動作していません。インタフェース名を確認してください。 <interface name>：指定されたインタフェースに付与するインタフェース名
3	program error occurred: <error message>	プログラムエラーが発生しました。コマンドを再実行してください。 <error message>：エラー部位
4	This command cannot be executed now.	運用端末でマルチキャストコマンド実行中のため，本コマンドを実行できません。運用端末でのマルチキャストコマンド実行後，本コマンドを再実行してください。
5	Unknown command "<command>"	指定コマンドが不正です。 <command>：指定コマンド名

［注意事項］

なし

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