運用コマンドレファレンス Vol.1

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clear axrp preempt-delay

マスタノードの経路切り戻し抑止状態を解除します。

[入力形式]

clear axrp preempt-delay <ring id> [-f]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<ring id>
指定したリングIDの経路切り戻し抑止状態を解除します。
指定できる範囲は,1〜65535です。

-f
確認メッセージを出力しないで,経路切り戻し抑止状態を解除します。

本パラメータ省略時の動作
確認メッセージを出力します。

[実行例]

図20-6 clear axrp preempt-delayコマンド実行例

>clear axrp preempt-delay 1
Fault recovery process restore OK? (y/n) :y
>

図20-7 clear axrp preempt-delayコマンド実行例(-fパラメータ指定時)

>clear axrp preempt-delay 1 -f
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

経路切り戻し抑止状態のリングIDに対して本コマンドを実行した場合,該当リングIDの抑止状態を解除し,経路の切り戻し動作を実施します。この時,経路の切り戻し動作に伴い,該当リングIDのVLANグループに参加しているVLANで一時的にフレーム受信不可となります。

[応答メッセージ]

表20-5 clear axrp preempt-delayコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。
Connection failed to Ring Protocol program. Ring Protocolプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart axrpコマンドでRing Protocolプログラムを再起動してください。
Ring Protocol is not configured. Ring Protocolが設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。
Specified Ring ID is not configured:<ring id>. 指定リングIDは設定されていません。
<ring id>:リングID
Specified Ring ID is not preempt delay state:<ring id> 指定リングIDは経路切り戻し抑止状態ではありません。
<ring id>:リングID

[注意事項]

なし

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