コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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ip summary-address

IPv4集約経路を生成します。

[入力形式]

情報の設定・変更
ip summary-address <IPv4-Prefix> <Mask> [<Distance>] [as-set] [noinstall] [summary-only]

情報の削除
no ip summary-address <IPv4-Prefix > <Mask>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<IPv4-Prefix>
集約アドレスを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    IPv4アドレスを指定します。
    注 <IPv4-Prefix>の<Mask>範囲外のビットは0にしてください。

<Mask>
集約アドレスマスクを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    IPv4アドレスマスクを指定します。
    注 アドレスマスクを2進数に変換した際,最初に0となるビット以降はすべて0となるように指定してください。

<Distance>
該当集約経路のディスタンス値を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    130
  2. 値の設定範囲
    2〜255(10進数)を指定します。2は最高の優先度,255は最低の優先度を示します。

as-set
集約経路のAS_PATH属性を生成時,AS_SETを生成することを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    集約経路のAS_PATH属性を生成時,AS_SETを生成しません。
  2. 値の設定範囲
    なし

noinstall
集約経路をフォワーディングテーブルに登録しないように指定します。ただし,ルーティングプロトコルを使用した集約経路の配布は可能です。本パラメータは,集約経路をほかのルーティングプロトコルにより外部に広告するものの,集約経路に従ってパケットを廃棄したくない場合に指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    フォワーディングテーブルに登録します。
  2. 値の設定範囲
    なし

summary-only
集約した経路を広告する際,集約元経路の広告を抑止します。summary-onlyは経路を集約した際,集約経路だけを広告し,集約元経路の広告を抑止したい場合に使用します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    集約元経路の広告を抑止しません。
  2. 値の設定範囲
    なし

[コマンド省略時の動作]

集約経路を生成しません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. ループバックインタフェースまたはNullインタフェースをネクストホップに持つ経路は,集約元経路の対象外となります。

[関連コマンド]

distribute-list out(RIP)(OSPF)(BGP4)

redistribute(RIP)(OSPF)(BGP4)

neighbor out(BGP4)

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