コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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flow detection out mode【AX3640S】

送信側インタフェースに対し,フィルタ機能のフロー検出するモードを設定します。

本コマンドは,ハードウェアテーブルでの最大エントリ数の配分パターンを変更します。

運用形態に応じた配分パターンに変更することで,ハードウェアリソースを必要なテーブルに集中させて使用できるようになります。

本コマンドは,ハードウェアの基本的な動作条件を設定するものであるため,変更する場合に,ip access-groupコマンド,ipv6 traffic-filterコマンドおよびmac access-groupコマンドが受信側インタフェースおよび送信側インタフェースに対して設定されているときはすべて削除する必要があります。

したがって,必ず実運用を開始する最初の段階で設定してください。運用中の変更はお勧めしません。

このコマンドを設定しない,または情報を削除したときはlayer3-1-outがデフォルト状態になります。

[入力形式]

情報の設定・変更
flow detection out mode {layer3-1-out | layer3-2-out | layer3-3-out}

情報の削除
no flow detection out mode

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

{layer3-1-out | layer3-2-out | layer3-3-out}
送信側フロー検出モードを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    なし
送信側フロー検出モードの適用コマンドを次の表に示します。

表17-3 送信側フロー検出モードによる適用コマンド

送信側フロー検出モード 適用コマンド
フィルタ
mac ip ipv6
access-group access-group traffic-filter
layer3-1-out × ×
layer3-2-out
layer3-3-out

(凡例) ○:設定可能 ×:設定不可

注※ layer3-2-outではイーサネットインタフェースに対して,layer3-3-outではVLANインタフェースに対して設定できます。

各送信側フロー検出モードについては,「コンフィグレーションガイド Vol.2 1.1.4 送信側フロー検出モード【AX3640S】」を参照してください。


[コマンド省略時の動作]

送信側フロー検出モードは,layer3-1-outで動作します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 装置に対してトンネリングポートの設定がある場合,送信側フロー検出モードはlayer3-1-outまたはlayer3-2-outが指定できます。

[関連コマンド]

ip access-group

ipv6 traffic-filter

mac access-group

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