コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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power inline【AX3630S】

ポートのPoE機能を設定します。ポートごとに電力供給の優先度を設定することで,必要なポートでの電力供給を保証できます。PoE機能付きポートが24ポート以下の装置では,全ポートで電力が供給でき,供給電力不足が発生しないため,優先度の意味はありません。

[入力形式]

情報の設定・変更
power inline {critical | high | low | never}

情報の削除
no power inline

[入力モード]

(config-if)

[パラメータ]

{critical | high | low | never}
ポートごとに電力供給の優先度を設定します。

critical
最重要ポートとして電力供給を割り当てます。常時電力供給する必要があるポートに設定してください。本装置では24ポートまで保証できます。

high
電力供給の優先度を「高」で供給します。本設定したポートは,供給電力不足時に「低」設定されているポートよりもあとで,電力供給が停止されます。

low
電力供給の優先度を「低」で供給します。本設定したポートは,供給電力不足時に「高」設定されているポートよりも先に,電力供給が停止されます。

never
ポートのPoE機能を無効にします。電力供給時には,供給中の電力を停止しPoE機能を無効とします。接続装置が受電装置であっても電力の供給はしません。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    critical,high,lowまたはnever

[コマンド省略時の動作]

highで動作します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. PoE機能がサポートされていないポートに本コマンドを入力しても無効です。
  2. 選択型ポートで本コマンドを入力しているときに,media-typeをsfpに変更すると,本コマンドの指定は無効になりますが,コンフィグレーションからは削除されません。
  3. 相手装置が給電装置の場合は,neverを設定して回線のPoE機能を無効にしてください。
  4. ポートがシャットダウン状態では,電力を供給しません。

[関連コマンド]

なし

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