コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
ポートのPoE機能を設定します。ポートごとに電力供給の優先度を設定することで,必要なポートでの電力供給を保証できます。PoE機能付きポートが24ポート以下の装置では,全ポートで電力が供給でき,供給電力不足が発生しないため,優先度の意味はありません。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- power inline {critical | high | low | never}
- 情報の削除
- no power inline
[入力モード]
(config-if)
[パラメータ]
- {critical | high | low | never}
- ポートごとに電力供給の優先度を設定します。
- critical
- 最重要ポートとして電力供給を割り当てます。常時電力供給する必要があるポートに設定してください。本装置では24ポートまで保証できます。
- high
- 電力供給の優先度を「高」で供給します。本設定したポートは,供給電力不足時に「低」設定されているポートよりもあとで,電力供給が停止されます。
- low
- 電力供給の優先度を「低」で供給します。本設定したポートは,供給電力不足時に「高」設定されているポートよりも先に,電力供給が停止されます。
- never
- ポートのPoE機能を無効にします。電力供給時には,供給中の電力を停止しPoE機能を無効とします。接続装置が受電装置であっても電力の供給はしません。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
critical,high,lowまたはnever
[コマンド省略時の動作]
highで動作します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- PoE機能がサポートされていないポートに本コマンドを入力しても無効です。
- 選択型ポートで本コマンドを入力しているときに,media-typeをsfpに変更すると,本コマンドの指定は無効になりますが,コンフィグレーションからは削除されません。
- 相手装置が給電装置の場合は,neverを設定して回線のPoE機能を無効にしてください。
- ポートがシャットダウン状態では,電力を供給しません。
[関連コマンド]
なし
All Rights Reserved, Copyright(C), 2005, 2012, ALAXALA Networks, Corp.