コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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swrt_table_resource

装置のルーティングテーブルエントリ数の配分パターンを設定します。適用形態に応じた配分パターンに変更することで,リソースを必要なテーブルに集中させて使用できるようになります。

この設定の変更を有効にするには,装置の再起動が必要となります。したがって,必ず実運用を開始する最初の段階で設定してください。

[入力形式]

情報の設定・変更
swrt_table_resource { l3switch-1 | l3switch-2 | l3switch-3 }【AX3640S】
swrt_table_resource { l3switch-1 | l3switch-2 }【AX3630S】

情報の削除
no swrt_table_resource

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

{ l3switch-1 | l3switch-2 | l3switch-3 }【AX3640S】

{ l3switch-1 | l3switch-2 }【AX3630S】

l3switch-1
IPv4モードです。IPv4のルーティングにリソースを割り当てる配分パターンです。

l3switch-2
IPv4/IPv6モードです。IPv4およびIPv6両方のルーティングにリソースを割り当てる配分パターンです。

l3switch-3
IPv6ユニキャスト優先モードです。IPv6ユニキャストルーティングに多くリソースを割り当てる配分パターンです。
配分パターンごとのテーブルエントリ数を次の表に示します。

表7-1 配分パターンごとのテーブルエントリ数【AX3640S】

項目 配分パターンごとのテーブルエントリ数
l3switch-1 l3switch-2 l3switch-3
IPv4 ユニキャスト経路 12288 8192 1024
マルチキャスト経路 1024 256 16
ARP 5120 1024 128
IPv6 ユニキャスト経路 2048 5632
マルチキャスト経路 128 16
NDP 1024 1024

(凡例)−:該当なし

注※ ARPとマルチキャスト経路の併用時は,ARPとマルチキャスト経路を合わせて5120までとなります。


表7-2 配分パターンごとのテーブルエントリ数【AX3630S】

項目 配分パターンごとのテーブルエントリ数
l3switch-1 l3switch-2
IPv4 ユニキャスト経路 12288 8192
マルチキャスト経路 1024 256
ARP 3072 1024
IPv6 ユニキャスト経路 2048
マルチキャスト経路 128
NDP 1024

(凡例)−:該当なし


  1. 本パラメータ省略時の初期値
    l3switch-1
  2. 値の設定範囲
    l3switch-1,l3switch-2またはl3switch-3【AX3640S】
    l3switch-1またはl3switch-2【AX3630S】

[コマンド省略時の動作]

パターン「l3switch-1」で動作します。

[通信への影響]

本装置を再起動してから起動が完了するまでの間,本装置を経由する通信が停止します。

[設定値の反映契機]

本パラメータを設定した場合は,コンフィグレーションを保存したあとで,必ず本装置を再起動してください。再起動しない場合は設定値が運用に反映されません。

[注意事項]

  1. 本パラメータを利用する場合,設定するパターンによっては,エントリ数が0となるプロトコル(機能)があります(例えば,l3switch-1のIPv6)。この場合,そのプロトコル(機能)に関するコンフィグレーションが設定されていても,通信はできません。

[関連コマンド]

なし

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