コンフィグレーションガイド Vol.2

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22.2.3 SNMPv3によるMIBアクセス許可の設定

[設定のポイント]
SNMPv3でMIBにアクセスするために,アクセスを許可するMIBオブジェクトの集合をMIBビューとして設定し,ユーザ認証とプライバシー機能の情報をSNMPセキュリティユーザとして設定します。また,MIBビューとSNMPセキュリティユーザを関連づけるために,SNMPセキュリティグループを設定します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# snmp-server view "READ_VIEW" 1.3.6.1 included
    (config)# snmp-server view "READ_VIEW" 1.3.6.1.6.3 excluded
    (config)# snmp-server view "WRITE_VIEW" 1.3.6.1.2.1.1 included
    MIBビューを設定します。
    • ビュー名READ_VIEWにinternetグループMIB(サブツリー:1.3.6.1)を登録します。
    • ビュー名READ_VIEWからsnmpModulesグループMIB(サブツリー:1.3.6.1.6.3)を対象外にします。
    • ビュー名WRITE_VIEWにsystemグループMIB(サブツリー:1.3.6.1.2.1.1)を登録します。
     
  2. (config)# snmp-server user "ADMIN" "ADMIN_GROUP" v3 auth md5 "ABC*_1234" priv des "XYZ/+6789"
    SNMPセキュリティユーザを設定します。
    • SNMPセキュリティユーザ名:ADMIN
    • SNMPセキュリティグループ名:ADMIN_GROUP
    • 認証プロトコル:HMAC-MD5
    • 認証パスワード:ABC*_1234
    • 暗号化プロトコル:CBC-DES
    • 暗号化パスワード:XYZ/+6789
     
  3. (config)# snmp-server group "ADMIN_GROUP" v3 priv read "READ_VIEW" write "WRITE_VIEW"
    SNMPセキュリティグループを設定します。
    • SNMPセキュリティグループ名:ADMIN_GROUP
    • セキュリティレベル:認証あり,暗号化あり
    • Readビュー名:READ_VIEW
    • Writeビュー名:WRITE_VIEW
     

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