コンフィグレーションガイド Vol.1

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14.13.1 PoEの設定

本装置のPoE機能は,3段階の電力供給優先度を設定できます。電力供給能力が不足した場合は,優先度の低いポートから電力供給を停止します。ただし,24ポートまでは常に電力を供給できます。なお,本装置から電力を供給しない運用にしたい場合は,電力供給を停止するように設定できます。

[設定のポイント]
PoEポート数が24のモデルでは,全ポートで電力が供給できるので,優先度の指定は停止以外意味がありません。接続する装置がPoE受電装置の場合で,本装置から電力を供給しない場合,もしくは接続する相手装置もPoE給電装置の場合に電力供給の停止を設定します。
ここでは,ポート0/10で電力を供給しないように設定します。

[注意事項]
PoEポートで接続する相手装置が給電装置の場合は,本装置で該当するポートに電力供給の停止を設定してください。相手装置が給電装置で,電力供給の停止を設定しない場合は,オーバーロードを検出してメッセージを出力する場合があります。相手装置で電力供給を停止できる場合は,相手装置でも電力供給を停止することを推奨します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface gigabitethernet 0/10
    (config-if)# power inline never
    PoE機能での電力を供給しないように設定します。
     
  2. (config-if)# exit

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