コンフィグレーションガイド Vol.1

[目次][索引][前へ][次へ]


11.3.1 障害部位と復旧内容

障害発生時,障害の内容によって復旧内容が異なります。障害部位と復旧内容を次の表に示します。

表11-9 障害部位と復旧内容

障害部位 装置の対応 復旧内容 影響範囲
ポートで検出した障害 自動復旧を無限回行います。 該当するポートの再初期化を行います。 該当するポートを介する通信が中断されます。
メインボード障害(CPU) 自動復旧を6回まで行います。自動復旧の回数が6回のときに障害が発生すると停止します。ただし,復旧後1時間以上運用すると,自動復旧の回数を初期化します。 該当するメインボードの再初期化を行います。 装置内の全ポートを介する通信が中断されます。
メインボード障害(SW) 自動復旧を6回/1時間行います。自動復旧の回数が6回のときに障害が発生すると停止します。ただし,初回の障害発生から1時間以上運用すると,自動復旧の回数を初期化します。 該当するスイッチングプロセッサの再初期化を行います。 装置内の全ポートを介する通信が中断されます。
電源障害(PS) 装置の運用に必要な電力が供給されなくなると停止します。なお,電源機構が冗長化されている場合は停止しません。 装置を停止します。なお,電源機構が冗長化されている場合は停止しません。 装置内全ポートを介する通信が中断されます。なお,電源機構が二重化されている場合は通信の中断はありません。
ファン障害 残りのファンを高速にします。 自動復旧はありません。内蔵電源冗長モデルの場合には,電源機構またはファンユニットを交換して下さい。 ファンが高速回転しますが通信に影響はありません。

注※ コンフィグレーションコマンドno system recoveryで復旧処理を行わない設定をしている場合には,自動復旧を行いません。


[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved, Copyright(C), 2005, 2012, ALAXALA Networks, Corp.