トラブルシューティングガイド
端末フィルタを有効にした場合,バインディング情報にない装置からのDHCP/ARP以外のすべてのパケットを廃棄します。次の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。
表3-87 端末フィルタによって発生したトラブルの障害解析方法
項番 確認内容 対応 1 DHCP snooping設定情報を確認してください。 「3.27.1 DHCPに関するトラブル」を参照して,DHCP snoopingが正常に動作していることを確認してください。 問題が見つからない場合,項番2へ。 2 コンフィグレーションコマンドip verify sourceが対象ポートに設定されているか確認してください。 ip verify sourceが設定されている場合はバインディング情報にない装置からのパケットを廃棄します。問題がない場合,項番3へ。 ip verify sourceが設定されていない場合は,項番4へ。 3 show ip dhcp snooping bindingコマンドを実行して,通信できない装置に対するバインディング情報があるか確認してください。 バインディング情報がない場合,対象装置が固定IPアドレスを持つ装置であれば,コンフィグレーションコマンドip source bindingを設定してください。また,DHCPによってIPアドレスを取得する装置であれば,IPアドレスを再取得してください。 4 その他 上記のどれでも解決しない場合は,本書を参考に,装置で使用しているその他の機能を確認してください。
All Rights Reserved, Copyright(C), 2005, 2012, ALAXALA Networks, Corp.