トラブルシューティングガイド
アクセスリストロギングを使用中に対象のアクセスリストログが出力されない場合,以下の対処を行ってください。
表3-83 アクセスリストログが出力されない場合の対処方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 アクセスリストロギングのログ出力状況の確認
- show access-logコマンドを実行し,"Access list logging Information:logging"の状況を確認してください。
"disable"の場合,debug access-logコマンドで,ログ出力の設定を変更してください。 "enable"の場合,項番2へ。 2 アクセスリストロギングの収容状況確認
- show access-logコマンドを実行し,"Access list logging Statistics:flow table full"項目の値を確認してください。
"0"でない場合,管理できるアクセスリストログ情報数を超えるパケットをフィルタで廃棄した可能性があります。 "0"の場合,項番3へ。 3 アクセスリストロギングの動作状況確認
- show access-logコマンドを実行し,"Access list logging Statistics:rate-limit discard"項目の値を確認してください。
"0"でない場合,rate-limitを超えるパケットを受信したため,廃棄した可能性があります。 "0"の場合,項番4へ。 4 フィルタのコンフィグレーションの設定条件を確認 正しくない場合,コンフィグレーションを修正してください。 正しい場合,項番5へ。 5 解析情報の採取
- AX6700Sの場合
show tech-supportコマンド,dump access-logコマンド,およびdump bsuコマンドを順に2回実行してください。※1
- AX6600SまたはAX6300Sの場合
show tech-supportコマンド,dump access-logコマンド,およびdump pspコマンドを順に2回実行してください。※2
収集した情報を支援部署に送付してください。
- 注※1
- dump bsuコマンドを実行する場合,メモリダンプファイルの収集完了のログが出力されるまでは,次のコマンドを実行しないでください。また,2回目のdump access-logコマンドおよびdump bsuコマンドを実行すると,1回目に収集したメモリダンプファイルが削除されるため,1回目に収集したメモリダンプファイルを退避してから実行してください。
- 注※2
- dump pspコマンドを実行する場合,メモリダンプファイルの収集完了のログが出力されるまでは,次のコマンドを実行しないでください。また,2回目のdump access-logコマンドおよびdump pspコマンドを実行すると,1回目に収集したメモリダンプファイルが削除されるため,1回目に収集したメモリダンプファイルを退避してから実行してください。
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