トラブルシューティングガイド
LLDP機能で隣接装置の情報が正しく取得できない場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。
表3-73 LLDP機能使用時の障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 show lldpコマンドを実行し,LLDP機能の動作状態を確認してください。 StatusがEnabledの場合は項番2へ。 StatusがDisabledの場合はLLDP機能が停止状態となっています。LLDP機能を有効にしてください。 2 show lldpコマンドを実行し,ポート情報を確認してください。 隣接装置が接続されているポート情報が表示されている場合は項番3へ。 隣接装置が接続されているポート情報が表示されていない場合は,該当ポートがLLDP機能の動作対象外となっています。該当ポートに対しLLDP機能を有効にしてください。 3 show lldp statisticsコマンドを実行し,隣接装置が接続されているポートの統計情報を確認してください。 Txカウントは増加しRxカウントが増加しない場合は,隣接装置側でも項番1から項番3を調査してください。隣接装置側でもTxカウントが増加している場合は,装置間の接続が誤っている可能性があるので接続を確認してください。 Discardカウントが増加している場合は,装置間の接続を確認してください。 その他の場合は項番4へ。 4 show lldpコマンドを実行し,隣接装置が接続されているポート情報のポート状態を確認してください。 LinkがUp状態の場合は項番5へ。 LinkがDown状態の場合は回線状態を確認してください。確認方法は「3.5 ネットワークインタフェースの通信障害」を参照してください。 5 show lldpコマンドを実行し,隣接装置が接続されているポートの隣接装置情報数を確認してください。 Neighbor Countsが0の場合は隣接装置側で項番1から項番5を調査してください。隣接装置側でも隣接装置情報数が0の場合は,装置間の接続が誤っている可能性があるので接続を確認してください。
また,フィルタまたはQoS制御によってLLDPの制御フレームが廃棄されている可能性があります。「3.25.1 フィルタ/QoS設定情報の確認」を参照し確認してください。
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