トラブルシューティングガイド
AX3800S・AX3600S・AX2400Sシリーズを正しく安全にお使いいただくために
- ●本マニュアルには,AX3800S,AX3600SおよびAX2400Sシリーズを安全にお使いいただくための注意点を記載しています。ご使用前に本マニュアルを最後までお読みください。
- ●本マニュアルはすぐ利用できるよう,お読みになったあとは取り出しやすいところに保管してください。
- ●操作は,本マニュアルの指示,手順に従って行ってください。
- ●装置および本マニュアルに表示されている注意事項は必ず守ってください。これを怠ると,人身上の傷害や装置の破損を引き起こすおそれがあります。
表示について
本マニュアルおよび装置への表示では,装置を安全に正しくお使いいただき,あなたやほかの人々への危害や財産への損害を未然に防止するために,次の表示をしています。内容をよく理解してから本文をお読みください。
- この表示を無視して,誤った取り扱いをすると,人が死亡または重傷を負う可能性があります。
- この表示を無視して,誤った取り扱いをすると,人が傷害を負う可能性があります。
- この表示を無視して,誤った取り扱いをすると,装置の損傷または周囲の財物の損害を引き起こす可能性があります。
- この表示は,人身の安全や装置の損傷に関係しない補足説明であることを示しています。
操作や動作は
本マニュアルおよび「AX3800S・AX3600S・AX2400Sハードウェア取扱説明書」に記載されている以外の操作や動作は行わないでください。装置について何か問題が発生した場合は電源を切り,電源ケーブルを抜いたあと,保守員をお呼びください。
自分自身でもご注意を
装置や本マニュアルに表示されている注意事項は,十分検討されたものです。それでも,予測を超えた事態が起こることが考えられます。操作にあたっては,指示に従うだけでなく,常に自分自身でも注意するようにしてください。
万一,異常が発生したときはすぐに装置の電源を切ってください。
- 万一,煙が出ている,変なにおいがするなどの異常が発生した場合や,装置の内部に異物や水などが入った場合は,以下の方法で装置の電源を切ってください。そのまま使用すると,火災・感電の原因となります。
異常が発生した装置 対処方法 AC電源モデル
AC電源(PoE)モデル予備電源機構(EPU)を使用していない場合 本装置の電源を切り,電源ケーブルを取り外してください。 予備電源機構(EPU)を使用している場合 本装置および本装置に給電を行っている電源モジュールの電源を切り,電源ケーブルを取り外してください。 DC電源モデル 本装置の電源を切り,電源設備のブレーカをOFFにしてください。 電源冗長モデル AC電源機構を搭載している場合 本装置に搭載されているすべての電源機構の電源を切り,電源ケーブルを取り外してください。 DC電源機構を搭載している場合 本装置に搭載されているすべての電源機構の電源を切り,電源設備のブレーカをOFFにしてください。 EPU EPUの電源を切り,電源ケーブルを取り外してください。
異物を入れないでください。
- 装置の入排気孔などから内部に金属類や燃えやすいものなどの異物を差し込んだり,落とし込んだりしないでください。火災・感電の原因となります。
RESETスイッチを押す場合,先の折れやすいものや,虫ピン,クリップなど,中に入って取り出せなくなるようなものは使用しないでください。
- RESETスイッチを押す場合,先の折れやすいものや,虫ピン,クリップなど,中に入って取り出せなくなるようなものは使用しないでください。火災・感電の原因となります。
改造しないでください。
- 装置を改造しないでください。火災・感電の原因となります。
衝撃を与えないでください。
- 万一,装置を落としたり部品を破損したりした場合は,装置の電源を切り,電源ケーブルをコンセントから抜いて保守員にご連絡ください。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。
装置の上に物を置かないでください。
- 装置の上に虫ピン,クリップなどの金属物や花びん,植木鉢など水の入った容器を置かないでください。中に入った場合,火災・感電の原因となります。
表示以外の電源で使用しないでください。
- 表示された電源電圧以外で使用しないでください。火災・感電の原因となります。
分電盤へ給電される電流容量は,ブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。
- 分電盤へ給電される電流容量は,ブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。分電盤への電流容量がブレーカの動作電流より小さいと,異常時にブレーカが動作せず,火災の原因となることがあります。
接地を取ってください。
- AC電源モデル,AC電源(PoE)モデル,電源冗長モデル(AC電源機構を搭載している場合),および予備電源機構(EPU)では,必ず接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。
- DC電源モデルおよび電源冗長モデル(DC電源機構を搭載している場合)では,接地用ケーブルを接続して,接地を取ってください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。
DC電源設備は,1次側と2次側が絶縁されたものを使用してください。
- DC電源を使用する場合,電源設備は1次側と2次側が絶縁されたものを使用してください。絶縁されていない電源設備を使用すると,感電の原因となります。
DC電源ケーブルの取り付け,取り外しは教育を受けた技術者または保守員が行ってください。
- DC電源ケーブルの電源設備への取り付け,取り外しは教育を受けた技術者または保守員が行ってください。DC電源ケーブルは電源設備へ端子接続を行います。そのため,DC電源ケーブルの取り扱いを誤ると,火災・感電の原因となります。
DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,電源設備のブレーカをOFFにして作業を行ってください。
- DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,電源設備のブレーカをOFFにして作業を行ってください。電源設備のブレーカをONにしたまま作業を行うと,火災・感電の原因となります。
DC電源ケーブルのG端子および-48V端子には絶縁カバーを取り付けてください。
- DC電源ケーブル(電源設備に接続する側)のG端子および-48V端子に絶縁カバーを取り付けてください。絶縁カバーを取り付けずに使用すると,感電の原因となります。
DC電源ケーブルのシースのむき代は,指定の長さを守ってください。
- 電源冗長モデルの装置でDC-48V電源ケーブルを使用する場合,電源ケーブルのシースのむき代(本装置側)は指定の長さになるようにしてください。むき代の長さについては,ハードウェア取扱説明書を参照してください。むき代が短過ぎると接触不良や,ケーブルが抜ける原因となります。また,長過ぎると芯線が露出して,火災・感電の原因となります。
保護キャップを取り外したまま使用しないでください。
- 保護キャップは,ケーブルを取り付けるとき以外は取り外さないでください。保護キャップを取り外したまま使用すると,火災・感電の原因となります。なお,予備電源機構EPU-Bでは,出力電力が高いため,予備電源給電コネクタ付近に以下のラベルを貼り付けています。
電源ケーブルを大切にしてください。
- 電源ケーブルの上に重いものを乗せたり,引っ張ったり,折り曲げたり,加工したりしないでください。電源ケーブルが傷ついて,火災・感電の原因となります。ケーブルの上を敷きものなどで覆うことにより,それに気づかないで重い物を乗せてしまうことがあります。
- 電源ケーブルは付属または指定のものを使用してください。それ以外のものを使用すると,火災・感電の原因となります。また,付属の電源ケーブルを本製品以外で使用しないでください。本製品以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。
- 電源ケーブルが傷んだら(芯線の露出,断線など)保守員に交換をご依頼ください。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。
- 電源プラグはほこりが付着していないことを確認し,がたつきのないように刃の根元まで確実に差し込んでください。ほこりが付着したり接続が不完全だったりする場合,火災・感電の原因となります。
タコ足配線はしないでください。
- 同じコンセントに多数の電源プラグを接続するタコ足配線はしないでください。タコ足配線は,火災の原因となるとともに,電力使用量がオーバーしてブレーカが落ち,ほかの機器にも影響を及ぼします。
電源機構の取り付け,取り外しを行う場合は電源ケーブルを取り外してください。
- 電源機構の取り付け,取り外しを行う場合は,電源機構から電源ケーブルを取り外してください。電源ケーブルを接続していると,電源スイッチをOFFにしても一部の回路から通電しています。そのため,電源ケーブルを取り付けたまま電源機構の取り付け,取り外しを行うと,火災・感電の原因となります。
増設および交換作業は教育を受けた技術者または保守員が行ってください。
- 電源機構,電源モジュールの増設および交換,ファンユニットの交換は,教育を受けた技術者または保守員が行ってください。電源機構の増設および交換では,電源ケーブルの取り付け,取り外しを行います。上記以外の方が作業を行って誤った取り扱いをした場合,火災・感電・装置故障の原因となります。
エアダスターを火気の近くで使用しないでください。
- 光コネクタの清掃時,可燃性ガスのエアダスターを使用する場合は,火気の近くで使用しないでください。火災の原因となります。
不安定な場所に置かないでください。
- 装置を卓上に設置する場合,装置の荷重に十分に耐えられる作業机などの上に水平に設置してください。ぐらついた台の上や傾いたところなど,不安定な場所に置いた場合,落ちたり倒れたりしてけがの原因となります。
- 装置をラックに搭載する場合には,装置が安定した状態にあるか十分に確認して作業してください。不安定な状態で作業した場合,落下や転倒によるけがの原因となります。
装置のカバーをあけないでください。
- 装置のカバーをあけないでください。感電の原因となります。装置には以下のラベルを貼り付けています。
入排気孔をふさがないでください。
- 装置の入排気孔をふさがないでください。入排気孔をふさぐと内部に熱がこもり,火災の原因となることがあります。入排気孔から50mm以上スペースを空けてください。
髪の毛や物を装置の入排気孔に近づけないでください。
- 装置には冷却用のファンを搭載しています。入排気孔の近くに物を近づけないでください。内部の温度上昇により,故障の原因となるおそれがあります。また,入排気孔の近くに髪の毛や物を近づけないでください。巻き込まれてけがの原因となることがあります。
移動させる場合は,電源機構の取っ手やファンユニットの取っ手を持ったり,電源モジュールの取っ手を持ったりしないでください。
- 電源冗長モデルの装置を移動させる場合は,電源機構の取っ手やファンユニットの取っ手を持たないでください。取っ手が外れて装置が落下し,けがの原因となることがあります。また,変形して,火災・感電の原因となることがあります。
- 予備電源機構(EPU)を移動させる場合は,電源モジュールの取っ手を持たないでください。取っ手が外れて装置が落下し,けがの原因となることがあります。また,変形して,火災・感電の原因となることがあります。
持ち運ぶときのご注意
- 移動させる場合は装置の電源を切り,すべてのケーブル類を装置から外してから行ってください。装置やケーブルが変形したり,傷ついたりして,火災・感電の原因となることがあります。
- 輸送時に積み重ねる場合は,梱包箱に入れてください。装置が変形したり,傷ついたりして,火災・感電の原因となることがあります。
電源ケーブルを粗雑に扱わないでください。
- 電源ケーブルを熱器具に近づけないでください。ケーブルの被覆がとけて,火災・感電の原因となることがあります。
- AC電源ケーブルをコンセントに差し込むとき,または抜くときはケーブルのプラグ部分を持って行ってください。ケーブルを引っ張ると断線の原因となります。
- DC電源ケーブルの取り付け,取り外しをするときはケーブルのコネクタ部分を持って行ってください。ケーブルを引っ張ると断線の原因となります。
装置の電源を切断する場合は,装置への給電をすべて停止させてください。
- AC電源モデルの装置およびAC電源(PoE)モデルの装置で予備電源機構(EPU)から給電を行っている場合,装置本体の電源スイッチをOFFにしただけでは装置の電源は切断されません。電源を切断する場合は,装置本体および電源モジュールの電源をOFFにしてください。装置には以下のラベルを貼り付けています。
- 電源冗長モデルの装置で電源を冗長化している場合,どちらか一方の電源スイッチをOFFにしただけでは本装置の電源は切断されません。電源を切断する場合は,本装置に搭載されているすべての電源機構のスイッチをOFFにしてください。装置には以下のラベルを貼り付けています。
金属アレルギーの方は,直接触らないでください。
- 本装置には,亜鉛,ニッケル,金などのメッキが施されています。これらの金属に対してアレルギーの反応を示す方は,機器に直接触らないでください。湿疹,かぶれの原因となることがあります。
レーザー光に注意してください。
- 本装置ではレーザー光を使用しています(レーザー光は無色透明で目には見えません)。光送受信部を直接のぞかないでください。AX3830S-44X4QWはクラス1Mレーザー製品,それ以外の装置はクラス1レーザー製品です。
SFP-T,SFP-T(T)動作中および動作停止直後は手を触れないでください。
- SFP-T,SFP-T(T)動作中(リンク確立中)の温度は,最高65℃になります。動作中および動作停止直後は手を触れないでください。やけどの原因となります。
- なお,SFP-T,SFP-T(T)を取り外す場合は次の手順に従ってください。次の手順に従わないと,やけどの原因となります。
- 装置の電源を入れたままで取り外す場合は,inactivateコマンドを実行してから5分後に取り外す。
- 装置の電源を切断して取り外す場合は,電源を切断してから5分後に取り外す。
- SFP-T,SFP-T(T)には以下のラベルを貼り付けています。
湿気やほこりの多いところに置かないでください。
- 湿気やほこりの多い場所に置かないでください。火災・感電の原因となることがあります。
- 低温から高温の場所など温度差が大きい場所へ移動させた場合,表面や内部で結露することがあり,そのまま使用すると火災・感電の原因となります。そのままその場所で数時間放置してから使用してください。
装置の内部に手を触れないでください。
- 装置内部に不用意に手を入れないでください。機構部などでけがの原因となることがあります。
乗ったり,よりかかったり,重い物を置いたりしないでください。
- 装置に乗ったり,よりかかったりしないでください。装置を破損するおそれがあります。また,バランスが崩れて倒れたり,落下して,けがの原因となったりすることがあります。
- 装置本体の上に5kgを超える物を置かないでください。装置を破損するおそれがあります。また,バランスが崩れて倒れたり,落下して,けがの原因となったりすることがあります。
電源冗長モデル(AX3630S,AX3640S)の電源機構を搭載しないスロットにはファンユニットを取り付けてください。
- ●電源冗長モデル(AX3630S,AX3640S)の電源機構を搭載しないスロットには,ファンユニットを取り付けてください。ファンユニットを取り付けずに使用すると,以下の問題が発生するおそれがあります。
- 装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となる
- 機構部等でけがをする
- 異物などが入って故障の原因となる
- 本装置が発生する妨害電波が他の機器に影響を与えたり,他の機器が発生する妨害電波が本装置に影響を与え,誤動作の原因となる
電源冗長モデル(AX3830S,AX3650S)の電源機構を搭載しないスロットにはブランクパネルを取り付けてください。
- ●電源冗長モデル(AX3830S,AX3650S)の電源機構を搭載しないスロットには,ブランクパネルを取り付けてください。ブランクパネルを取り付けずに使用すると,以下の問題が発生するおそれがあります。
- 装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となる
- 機構部等でけがをする
- 異物などが入って故障の原因となる
- 本装置が発生する妨害電波が他の機器に影響を与えたり,他の機器が発生する妨害電波が本装置に影響を与え,誤動作の原因となる
予備電源機構(EPU)の電源モジュールを搭載しないスロットには,ブランクパネルを取り付けてください。
- 予備電源機構(EPU)の電源モジュールを搭載しないスロットには,ブランクパネルを取り付けてください。ブランクパネルを取り付けずに取り扱うと,機構部などでけがの原因となることがあります。また,異物などが入った場合,故障の原因となります。
清掃について
- 装置および装置周辺のほこりは,定期的に清掃してください。装置停止の原因となるだけでなく火災・感電の原因となることがあります。
高温になるところに置かないでください。
- 直射日光が当たる場所やストーブのような熱器具の近くに置くと,部品に悪い影響を与えるので注意してください。
テレビやラジオを近づけないでください。
- テレビやラジオなどを隣接して設置した場合,お互いに悪影響を及ぼすことがあります。テレビやラジオに雑音が入った場合は次のようにしてください。
- テレビやラジオからできるだけ離す。
- テレビやラジオのアンテナの向きを変える。
- コンセントを別々にする。
環境の悪いところに置かないでください。
- ●以下のような場所で使用すると,装置の寿命が短くなったり,故障の原因となります。
- 海岸などの塩分の多いところ
- 温泉地などの腐食性ガスの発生するところ
- 油煙が発生するところ
- 振動が連続するところ
電源設備は,突入電流による電圧低下が起きないよう考慮してください。
- 本装置の電源を投入すると突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起きないように考慮してください。電圧低下が起きると,本装置だけでなく,同じ電源設備に接続された他の機器にも影響をおよぼします。
電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合,電源スイッチをOFFにしてください。
- AC電源モデル,AC電源(PoE)モデルの装置,および予備電源機構(EPU)の電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,装置本体の電源スイッチをOFFにして行ってください。
- 電源冗長モデルの装置で電源ケーブルまたはケーブル用コネクタの取り付け,取り外しを行う場合は,電源機構のスイッチをOFFにして行ってください。
- 予備電源給電ケーブルの場合は,電源モジュールの電源スイッチをOFFにして行ってください。
装置の電源を入れたままで電源機構またはファンユニットを交換する場合,制限時間を守ってください。
- ●装置の電源を入れたままで以下の交換作業を行う場合は,取り外してから取り付けるまでを3分以内で行ってください。3分を超えると,装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となります。
- 電源冗長モデル(AX3630S,AX3640S)で電源機構またはファンユニットを交換する場合
- 電源冗長モデル(AX3650S)でファンユニットを交換する場合
- ●装置の電源を入れたままで以下の交換作業を行う場合は,取り外してから取り付けるまでを1分以内で行ってください。1分を超えると,装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となります。
- 電源冗長モデル(AX3830S)でファンユニットを交換する場合
電源モジュールの取り付け,取り外しを行う場合は,電源スイッチをOFFにしてください。
- 電源モジュールの取り付け,取り外しを行う場合は,取り付け,取り外しを行う電源モジュールの電源スイッチをOFFにしてください。電源モジュールの電源スイッチをONにしたまま作業を行うと,障害発生や装置故障の原因となります。予備電源機構(EPU)には以下のラベルを貼り付けています。
予備電源機構(EPU)の主電源スイッチをONにする場合は,電源モジュールの電源スイッチをOFFにしてください。
- 予備電源機構(EPU)の主電源スイッチをONにする場合は,搭載されている電源モジュールの電源スイッチをすべてOFFにして行ってください。
装置に予備電源を給電している場合は,予備電源機構(EPU)の主電源スイッチをOFFにしないでください。
- 予備電源機構(EPU)の主電源スイッチをOFFにすると,装置への予備電源の給電がすべて停止します。装置に予備電源を給電している場合は,EPUの主電源スイッチをOFFにしないでください。
メモリカードおよびダミーメモリカードの取り扱いに注意してください。
- メモリカードおよびダミーメモリカードを取り付ける場合は,カードを強く押したり,指ではじいたりしないでください。また,取り外す場合は,ロックが掛かった状態で無理に引っ張り出さないでください。メモリカードスロットのコネクタ部が破損するおそれがあります。
- 装置本体を移動させる場合は,メモリカードおよびダミーメモリカードを取り外してください。移動中にカードに無理な力が加わると,メモリカードスロットのコネクタ部が破損するおそれがあります。
ACC LED点灯中はメモリカードを取り外したり,電源を切断したりしないでください。
- 装置正面パネルのACC LED点灯中はメモリカードにアクセス中です。アクセス中は,メモリカードを取り外したり,電源を切断したりしないでください。メモリカードを破損するおそれがあります。また,一部のコマンドは,コマンド入力後メモリカードのアクセスが終了するまでにしばらく時間がかかります。アクセスが終了したことを確認の上,メモリカードの取り外しや電源の切断を行ってください。
トランシーバやダイレクトアタッチケーブルのコネクタにラベルなどを貼り付けたりしないでください。
- トランシーバやダイレクトアタッチケーブルのコネクタには,メーカおよび弊社の標準品であることを示すラベルを貼り付けています。ただし,このラベルを貼り付けているのは,トランシーバやダイレクトアタッチケーブルのコネクタの放熱およびケージからの抜けを防止する機構の妨げにならない部分です。放熱や抜け防止機構の妨げになる所にラベルなどを貼り付けると,トランシーバやダイレクトアタッチケーブルのコネクタが故障したり,装置を破損したりするおそれがあります。
ダイレクトアタッチケーブルと装置は正しい組み合わせで使用してください。
- ●SFPP-CU1M/3M/5Mをサポートしているのは以下の装置です。それ以外の装置で使用しないでください。装置故障の原因となります。
- AX3650S-24T6XW(対象ポート25〜30)
- AX3650S-20S6XW(対象ポート25〜30)
- AX3650S-48T4XW(対象ポート49〜52)
- AX3830S-44XW(対象ポート1〜44)
- AX3830S-44X4QW(対象ポート1〜44)
- ●QSFP-CU35C/1M/3M/5Mをサポートしているのは以下の装置です。それ以外の装置で使用しないでください。装置故障の原因となります。
- AX3830S-44X4QW(対象ポート49〜52)
トランシーバと装置は正しい組み合わせで使用してください。
- ●SFP-FX,SFP-FX(T)をサポートしているのは以下の装置です。それ以外の装置で使用しないでください。装置故障の原因となります。
- AX3640S-24SW(対象ポート5〜24)
- AX3640S-24S2XW(対象ポート5〜24)
- AX3650S-20S6XW(対象ポート1〜20)
- ●SFP-SX2,SFP-SX2(T)をサポートしているのは以下の装置です。それ以外の装置で使用しないでください。装置故障の原因となります。
- AX2430Sシリーズ
- AX3630Sシリーズ
- AX3640Sシリーズ
- AX3650S-20S6XW(対象ポート1〜20)
ST1 LED緑点滅中(点灯0.5秒,消灯0.5秒)は装置の電源を切断しないでください。
- ●以下のような場合は,装置正面パネルのST1 LEDが緑点滅(点灯0.5秒,消灯0.5秒)から緑点灯に変わるまで装置の電源を切断しないでください。装置が故障するおそれがあります。
- ソフトウェアのアップデート中
装置およびオプション機構の持ち運び,梱包などを行う場合は,静電気防止用のリストストラップを使用してください。
- 静電気防止用リストストラップを使用してください。静電気防止用リストストラップを使用しないで取り扱った場合,静電気により機器を損傷することがあります。
オプション機構の持ち運び,梱包の際は取り扱いに注意してください。
- トランシーバ,ダイレクトアタッチケーブル,メモリカード,電源機構,ファンユニット,および電源モジュールの持ち運び,梱包の際には,コネクタ部には手を触れないでください。また,保管する場合は静電防止袋の中に入れてください。
エアダスターの取り扱いに注意してください。
- エアダスターは光コネクタ清掃用のものを使用してください。光コネクタ清掃用以外のものを使用すると,フェルール端面を汚すおそれがあります。
- フェルール端面にエアダスターのノズルや容器が触れないようにしてください。故障の原因となります。
光コネクタクリーナーの取り扱いに注意してください。
- 光コネクタクリーナーは専用のものを使用してください。専用以外のものを使用すると,フェルール端面を汚すおそれがあります。
- 清掃を行う前に,光コネクタクリーナーの先端部分を点検して,布破れ,汚れ,異物付着等の異常がないことを確認してください。先端部分に異常があるものを使用すると,フェルール端面を傷つけるおそれがあります。
- 清掃するとき,過剰な力で押し付けないでください。フェルール端面を傷つけるおそれがあります。
- 光コネクタクリーナー(スティックタイプ)の回転は時計方向のみとしてください。時計方向・反時計方向への相互回転しながら使用すると,フェルール端面を傷つけるおそれがあります。
お手入れのときは
- 装置外装の汚れは,乾いたきれいな布,または布に水か中性洗剤を含ませてかたく絞ったもので,汚れた部分を拭いてください。ベンジンやシンナーなどの揮発性の有機溶剤や薬品,化学ぞうきん,殺虫剤は,変形・変色および故障の原因となることがあるので使用しないでください。
長時間ご使用にならないとき
- 長期間の休みや旅行などで長時間装置をご使用にならないときは,安全のため電源ケーブルをコンセントから抜いてください。DC電源を使用している場合には,電源設備側のブレーカをOFFにしてください。
本装置の廃棄について
- 本装置を廃棄する場合は,地方自治体の条例または規則に従い廃棄するか,地域の廃棄物処理施設にお問い合わせください。
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