運用コマンドレファレンス

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show loop-detection

L2ループ検知情報を表示します。

[入力形式]

show loop-detection [port <port list>] [channel-group-number <channel group list>]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

[port <port list>] [channel-group-number <channel group list>]
指定したポートおよびリンクアグリゲーショングループに関するL2ループ検知情報を表示します。なお,ポートとリンクアグリゲーショングループは同時に指定できます。その場合は,指定したポートまたは指定したリンクアグリゲーショングループのどちらかに関するL2ループ検知情報を表示します。

port <port list>
指定したポート番号に関するL2ループ検知情報を表示します。<port list>の指定方法および値の指定範囲については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

channel-group-number <channel group list>
指定リンクアグリゲーションのチャネルグループ(リスト形式)に関するL2ループ検知情報を表示します。<channel group list>の指定方法については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

本パラメータ省略時の動作
ポートおよびリンクアグリゲーショングループを限定しないでL2ループ検知情報を表示します。

[実行例]

L2ループ検知情報を表示します。

図35-1 L2ループ検知情報の表示

> show loop-detection
Date 2008/04/21 12:10:10 UTC
Interval Time           :10
Output Rate             :30pps
Threshold               :1000
Hold Time               :300
Auto Restore Time       :3600
VLAN Port Counts
    Configuration       :103         Capacity       :300
Port Information
  Port  Status     Type        DetectCnt RestoringTimer  SourcePort  Vlan
  0/1   Up         send-inact        100              -  0/3         4090
  0/2   Down       send-inact          0              -  -
  0/3   Up         send              100              -  0/1         4090
  0/4   Up         exception           0              -  -
  0/5   Down(loop) send-inact       1000           1510  CH:32(U)     100
  CH:1  Up         trap                0              -  -
  CH:32 Up         uplink              -              -  0/5          100
>

[表示説明]

表35-1 L2ループ検知情報の表示項目

表示項目 意味 表示詳細情報
Interval Time L2ループ検知フレーム送信の間隔(秒)
Output Rate L2ループ検知フレーム送信レート(packet/s) L2ループ検知フレームの現在の送信レートを表示します。
Threshold ポートをinactive状態にするまでの検出回数 ポートをinactive状態にするためのL2ループ検知フレームの受信回数を表示します。
Hold Time 検出回数の保持時間(秒) ポートをinactive状態にするためのL2ループ検知フレームの受信回数を保持しておく時間を表示します。
無限に保持する場合は"infinity"を表示します。
Auto Restore Time 自動復旧時間(秒) inactive状態にしたポートを自動でactive状態にするまでの時間を表示します。
自動復旧しない場合は"-"を表示します。
Configuration L2ループ検知フレーム送信対象ポート数 L2ループ検知フレームを送信するように設定しているVLANポート数を表示します。
この値が,L2ループ検知フレーム送信許容ポート数よりも値が大きいと,その差分だけL2ループ検出フレームが送信できていないことを表します。
Capacity L2ループ検知フレーム送信許容ポート数 L2ループ検知フレーム送信レートで送信可能なVLANポート数を表示します。
Port ポート番号,またはチャネルグループ番号 <nif no.>/<port no.>:ポート番号
CH:<channel-group-number>:チャネルグループ番号
Status ポート状態 Up:ポートがUp状態
Down:ポートがDown状態
Down(loop):ポートがL2ループ検知機能によってDown状態
Type ポート種別 send-inact:検知送信閉塞ポート
send:検知送信ポート
trap:検知ポート
exception:検知対象外ポート
uplink:アップリンクポート
DetectCnt 現在の検出回数 検出回数の保持時間内でL2ループ検知フレームを受信している回数を表示します。
アップリンクポートは"-"を表示します。
アップリンクポートで受信した回数は,送信ポート側で計上します。
受信回数は10000で更新を停止します。
RestoringTimer 自動復旧するまでの時間(秒) 自動でactive状態になるまでの時間を表示します。
自動復旧しない場合は"-"を表示します。
SourcePort L2ループ検知フレームの送信ポート 最後にL2ループ検知フレームを受信したときの送信ポートを表示します。
<nif no.>/<port no.>:ポート番号
CH:<channel-group-number>:チャネルグループ番号
受信アップリンクポートの場合は"(U)"を表示します。
L2ループ検知フレームを受信していない場合は"-"を表示します。
Vlan L2ループ検知フレームの送信元VLAN ID 最後にL2ループ検知フレームを受信したときの送信元のVLAN IDを表示します。

注※ 対象物理ポートまたはチャネルグループに設定されているVLAN数の総和です。


[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表35-2 show loop-detectionコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。
Connection failed to L2 Loop Detection program. L2ループ検知プログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。
L2 Loop Detection is not configured. L2ループ検知が設定されていないか,または機能が有効になっていません。コンフィグレーションを確認してください。
No corresponding port information. L2ループ検知のポート情報およびチャネルグループ情報が存在しません。

[注意事項]

なし

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