運用コマンドレファレンス
DHCPサーバによって検出した衝突IPアドレス情報を表示します。衝突IPアドレスとは,DHCPサーバのプールIPアドレスでは空きとなっているが,すでにネットワーク上の端末に割り当てられているIPアドレスを指します。衝突IPアドレスは,DHCPサーバがDHCPクライアントに対してIPアドレスを割り当てる前にICMPパケット送出の応答有無によって検出します。
[入力形式]
show ip dhcp conflict [ <IP Address> ]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <IP Address>
- 指定されたIPアドレスの衝突IPアドレス情報を表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
- DHCPサーバによって検出した全衝突IPアドレス情報を表示します。
[実行例]
図24-4 DHCPサーバ衝突IPアドレス情報表示コマンド実行結果画面
> show ip dhcp conflict Date 2008/10/15 12:00:00 UTC <IP address> <Detection time> 192.168.200.9 08/10/05 15:39:55 192.168.200.15 08/10/05 16:51:45 >
[表示説明]
表24-6 DHCPサーバ衝突IPアドレス情報表示内容
表示項目 意味 詳細情報 IP address DHCPサーバで検出した矛盾IPアドレス − Detection time 検出時刻(年/月/日 時:分:秒) −
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表24-7 show ip dhcp conflictコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 No such IP Address. 指定されたIPアドレスがありません。 For the feature to be stopping, it isn't possible to use this command. DHCPサーバ機能が停止しているため,このコマンドは使用できません。
[注意事項]
DHCPサーバ内に保持される衝突IPアドレス情報は最大200件です。
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