運用コマンドレファレンス

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show system

運用状態を表示します。

[入力形式]

show system

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

なし

[実行例1]

図8-3 通常運用時の表示例

> show system
Date 2008/10/15 06:35:27 UTC
System: AX2430S-48T, OS-L2 Ver. 10.8
Node : Name=System Name
    Contact=Contact Address
    Locate=Location
    Elapsed time : 2days 03:25:01
    Machine ID : 0012.e268.2c21
    Power redundancy-mode : check is executed
    Fan : active Speed=normal
    PS  : active
    EPU : notconnect
    Main board : active
        Boot : 2008/10/13 03:10:15 , power on
        Fatal restart : CPU 0 times, SW 0 times
        Lamp : Power LED=green , Status LED1=green
        Board : CPU=PowerPC 533MHz , Memory=262,144kB(256MB)
        Temperature : normal(27degree)
        Flash :
                  user area   config area     dump area    area total
            used   33,491kB          55kB       2,308kB      35,854kB
            free    4,188kB       7,209kB       5,860kB      17,257kB
            total  37,679kB       7,265kB       8,168kB      53,112kB
        MC : notconnect
:
:
:

[実行例1の表示説明]

表8-3 show systemコマンド表示内容

表示項目 表示内容 表示詳細情報
System 装置モデル 装置モデル
ソフトウェア情報 ソフトウェア種別,バージョン
Node ノード情報
Name システム名称 ユーザが設定する識別名称
Contact 連絡先 ユーザが設定する連絡先
Locate 設置場所 ユーザが設定する設置場所
Elapsed time 経過時間 装置起動後からの経過時間
Machine ID 筐体MACアドレス
Power redundancy-mode 電源運用モード check is executed:電源が冗長構成かチェックします。
check is not executed:電源が冗長構成かチェックしません。
Fan ファン動作状態 active:稼働中
fault:Fan故障発生中
ファン回転スピード normal:通常回転
high:高速回転
stop:停止状態
PS 入力電源の実装状態 active:正常供給
fault:供給なし/電圧異常
EPU 外部入力電源の実装状態 active:正常供給
fault:供給なし/電圧異常
notconnect:未実装
Main board Main board情報
Main boardの動作状態 active:稼働中
fault:障害中
initialize:初期化中
Boot CPUの起動時刻 CPUの起動時刻
CPUの起動要因 power on:電源スイッチONによる起動
operation reboot:リブートコマンド
fatal:再起動(障害発生)
default restart:デフォルトリスタートによる再起動
hardware reset:リセットスイッチによる再起動
Fatal restart 障害による再起動回数 CPU:障害による装置の再起動回数
SW:障害によるスイッチングプロセッサの再起動回数
注 スイッチングプロセッサの再起動回数は装置の再起動により初期化されます。
Lamp LED表示 light off:消灯
green blink:緑点滅
green:緑点灯
red blink:赤点滅
red:赤点灯
Board CPUの情報 CPUの種別,クロック
Main boardの実装メモリサイズ Main boardの実装メモリサイズ
Temperature 入気温度情報 normal:正常(0℃〜40℃)
caution:注意(〜0℃,40℃〜49℃)
注 温度センサーが50℃を超えるとソフトウェアが停止します。
Flash 使用容量※1※2 内蔵フラッシュメモリ上のファイルシステム使用容量
user area:ユーザ領域の使用容量
config area:コンフィグレーション領域の使用容量
dump area:ダンプ領域の使用容量
area total:ユーザ領域,コンフィグレーション領域,ダンプ領域の各使用容量の合計値
未使用容量※1※2 内蔵フラッシュメモリ上のファイルシステム未使用容量
user area:ユーザ領域の未使用容量
config area:コンフィグレーション領域の未使用容量
dump area:ダンプ領域の未使用容量
area total:ユーザ領域,コンフィグレーション領域,ダンプ領域の各未使用容量の合計値
合計容量※1※2※3 内蔵フラッシュメモリ上のファイルシステム使用容量と未使用容量の合計容量
user area:ユーザ領域の使用容量と未使用容量の合計容量
config area:コンフィグレーション領域の使用容量と未使用容量の合計容量
dump area:ダンプ領域の使用容量と未使用容量の合計容量
area total:内蔵フラッシュメモリのファイルシステム使用容量と未使用容量の合計容量
MC MCの状態 enabled:MCアクセス可能
notconnect:MC未実装
write protect:MC書き込み禁止状態
--------:ほかのプロセスがMCにアクセスしている状態※4
種別※1※2 Manufacture ID:MCの製造社番号
使用容量※1※2 MC上のファイルシステム使用容量
未使用容量※1※2 MC上のファイルシステム未使用容量
合計容量※1※2 MC上のファイルシステム使用容量と未使用容量の合計容量

注※1 MCの状態がenabled,write protectのときに表示します。

注※2 内蔵フラッシュメモリまたはMC上のファイルシステムの使用容量と未使用容量を示します。
また,使用容量が全容量の95%を超過した場合に,未使用容量がマイナス表示となることがあります。未使用容量がマイナス表示となる場合,ユーザファイルを削除して,未使用容量を確保してください。

注※3 同一型名の装置でも,内蔵フラッシュメモリの使用容量が異なる場合があります。

注※4 ほかのプロセスがMCにアクセスしています。時間をおいて,再実行してください。

[実行例2]

表示例中のリソース情報について示します。

図8-4 リソース情報の表示例

> show system
Date 2008/10/15 06:35:27 UTC
System: AX2430S-48T, OS-L2 Ver. 10.8
Node : Name=System Name
:
:
:
    Device resources
        Current selected swrt_table_resource: -
        Current selected swrt_multicast_table: -
        IP routing entry :
            Unicast : current number= - , max number= -
            Multicast : current number= - , max number= -
            ARP : current number= - , max number= -
        IPv6 routing entry :
            Unicast : current number= - , max number= -
            Multicast : current number= - , max number= -
            NDP : current number= - , max number= -
        MAC-Address table entry(Unit1) : current number=2 , max number=8192
        MAC-Address table entry(Unit2) : current number=2 , max number=8192
        System Layer2 Table Mode : auto (mode=3)
        Flow detection mode : layer2-5
          Used resources for filter(Used/Max)
                                     MAC     IPv4     IPv6
            Port 0/ 1-24       :     n/a  128/128      n/a
            Port 0/25-48       :     n/a  128/128      n/a
            VLAN               :     n/a  128/128      n/a
          Used resources for QoS(Used/Max)
                                     MAC     IPv4     IPv6
            Port 0/ 1-24       :     n/a    64/64      n/a
            Port 0/25-48       :     n/a    64/64      n/a
            VLAN               :     n/a    64/64      n/a
          Used resources for UPC(Used/Max)
                                     MAC     IPv4     IPv6
            Port 0/ 1-24       :     n/a    64/64      n/a
            Port 0/25-48       :     n/a    64/64      n/a
            VLAN               :     n/a    64/64      n/a
          Used resources for TCP/UDP port detection pattern
            Resources(Used/Max):  4/16
              Source Port
                10-20          :   filter/  -
                100            :   filter/QoS
              Destination Port
                1-2            :        -/QoS
                65534-65535    :   filter/QoS
>

[実行例2の表示説明]

表8-4 show systemコマンド表示内容(リソース情報)

表示項目 表示内容 表示詳細情報
Device resources H/Wのエントリ情報
Current selected swrt_table_resource H/Wテーブルのエントリパターン 設定されているH/Wテーブルのエントリ数のパターン名
注 −が表示されます。
Current selected swrt_multicast_table IPマルチキャストルーティング機能とIGMP/MLD snooping機能の同時使用モード On:IPマルチキャストルーティング機能とIGMP/MLD snooping機能が同時使用可能
Off:IPマルチキャストルーティング機能とIGMP/MLD snooping機能が同時使用不可
注 −が表示されます。
IP routing entryUnicast H/Wに設定されているIPv4ユニキャストルーティングエントリ数 current number:現在H/Wに設定されているIPv4ユニキャストルーティングテーブルエントリ数
max number:H/Wに設定できる最大のIPv4ユニキャストルーティングテーブルエントリ数
注 −が表示されます。
IP routing entryMulticast H/Wに設定されているIPv4マルチキャストルーティングエントリ数 current number:現在H/Wに設定されているIPv4マルチキャストルーティングテーブルエントリ数
max number:H/Wに設定できる最大のIPv4マルチキャストルーティングテーブルエントリ数
注 −が表示されます。
IP routing entryARP H/Wに設定されているARPエントリ数 current number:現在H/Wに設定されているARPエントリ数
max number:H/Wに設定できる最大のARPエントリ数
注 −が表示されます。
IPv6 routing entryUnicast H/Wに設定されているIPv6ユニキャストルーティングエントリ数 current number:現在H/Wに設定されているIPv6ユニキャストルーティングテーブルエントリ数
max number:H/Wに設定できる最大のIPv6ユニキャストルーティングテーブルエントリ数
注 −が表示されます。
IPv6 routing entryMulticast H/Wに設定されているIPv6マルチキャストルーティングエントリ数 current number:現在H/Wに設定されているIPv6マルチキャストルーティングテーブルエントリ数
max number:H/Wに設定できる最大のIPv6マルチキャストルーティングテーブルエントリ数
注 −が表示されます。
IPv6 routing entryNDP H/Wに設定されているNDPエントリ数 current number:現在H/Wに設定されているNDPエントリ数
max number:H/Wに設定できる最大のNDPエントリ数
注 −が表示されます。
MAC-Address table entry(Unit1) H/Wに設定されているMACアドレステーブルエントリ数 current number:現在H/Wに設定されているMACアドレステーブルエントリ数
max number:H/Wに設定できる最大のMACアドレステーブルエントリ数
注 Main BoardがFault中の場合−が表示されます。
MAC-Address table entry(Unit2) H/Wに設定されているMACアドレステーブルエントリ数 current number:現在H/Wに設定されているMACアドレステーブルエントリ数
max number:H/Wに設定できる最大のMACアドレステーブルエントリ数
注 Main BoardがFault中の場合−が表示されます。また装置に接続可能なポート数が27ポート未満のモデルの場合−が表示されます。
System Layer2 Table Mode レイヤ2ハードウェアテーブル検索方式 auto(mode=x):自動選択モードが設定したモード
mode=x:コンフィグレーションコマンドsystem l2-table modeで設定した値
(詳細は「コンフィグレーションコマンドレファレンス 7. 装置の管理」を参照)
Flow detection mode フィルタ・QoS機能の受信側フロー検出モード layer2-1
layer2-2
layer2-3
layer2-4
layer2-5
layer2-6
layer2-dhcp-1
(詳細は「コンフィグレーションコマンドレファレンス 22. フロー検出モード」を参照)
Used resources for filter(Used/Max) 対象インタフェースに現在登録されているフィルタ条件のエントリ数と設定可能な最大エントリ数
設定エントリ数はコンフィグレーションで設定したフィルタ条件エントリと暗黙の廃棄エントリの合計
(表示例"Port 0/ 1- 24"で示すポート番号の場合,ポート番号1から24が対象インタフェースとなり,当該ポート番号に設定されたエントリ数の合計と設定可能な最大エントリ数を表示します)
対象インタフェース Port(NIF/Port):イーサネットインタフェース
VLAN:VLANインタフェース
対象アクセスリスト種別 MAC:MACアクセスリスト
IPv4:IPv4用アクセスリスト,IPv4用標準アクセスリスト,IPv4用拡張アクセスリスト
IPv6:IPv6用アクセスリスト
設定エントリ数/設定可能最大エントリ数 "n/a"は表示した受信側フロー検出モードでは検出の対象外となるアクセスリスト
Used resources for QoS(Used/Max) 対象インタフェースに現在登録されているQoSのフロー検出条件・動作情報のエントリ数と設定可能な最大エントリ数
(表示例"Port 0/ 1- 24"で示すポート番号の場合,ポート番号1から24が対象インタフェースとなり,当該ポート番号に設定されたエントリ数の合計と設定可能な最大エントリ数を表示します)
対象インタフェース Port(NIF/Port):イーサネットインタフェース
VLAN:VLANインタフェース
対象QoSフローリスト種別 MAC:MAC用QoSフローリスト
IPv4:IPv4用QoSフローリスト
IPv6:IPv6用QoSフローリスト
設定エントリ数/設定可能最大エントリ数 "n/a"は表示した受信側フロー検出モードでは検出の対象外となるQoSフローリスト
Used resources for UPC(Used/Max) 対象インタフェースに現在登録されているQoSのフロー検出条件・動作情報のうちUPCを設定したエントリ数と設定可能な最大エントリ数
(表示例"Port 0/ 1- 24"で示すポート番号の場合,ポート番号1から24が対象インタフェースとなり,当該ポート番号に設定されたエントリ数の合計と設定可能な最大エントリ数を表示します)
対象インタフェース Port(NIF/Port):イーサネットインタフェース
VLAN:VLANインタフェース
対象QoSフローリスト種別 MAC:MAC用QoSフローリスト
IPv4:IPv4用QoSフローリスト
IPv6:IPv6用QoSフローリスト
設定エントリ数/設定可能最大エントリ数 "n/a"は表示した受信側フロー検出モードでは検出の対象外となるQoSフローリスト
Used resources for TCP/UDP port detection pattern 装置に現在登録されている受信側インタフェースのフィルタ条件およびQoSのフロー検出条件のうち,H/Wリソースを使用するTCP/UDPポート番号検出パターン数,設定可能な最大検出パターン数,およびTCP/UDPポート番号検出パターンの内容
設定した検出パターン数/設定可能な最大検出パターン数 Resources(Used/Max):H/Wリソースを使用しているTCP/UDPポート番号検出パターン数と,装置で設定可能な最大検出パターン数
送信元・宛先TCP/UDPポート番号指定 Source Port:送信元TCP/UDPポート番号
Destination Port:宛先TCP/UDPポート番号
TCP/UDPポート番号検出パターン内容 H/Wリソースを使用しているTCP/UDPポート番号検出パターン内容
filter:フィルタ条件で設定
QoS:QoSフロー検出条件で設定
−:未設定

注※ ポート番号は装置モデルにより以下の範囲となります。

表8-5 装置モデル,受信側フロー検出モードと対象ポート番号の対応

装置モデル フロー検出モード 対象ポート番号
filter QoS UPC
AX2430S-24T
AX2430S-24TD
layer2-1
layer2-2
layer2-3
layer2-4
layer2-5
layer2-6
layer2-dhcp-1
Port 0/ 1-24 Port 0/ 1-24 Port 0/ 1-24
AX2430S-24T2X
AX2430S-24T2XD
Port 0/ 1-26 Port 0/ 1-26 Port 0/ 1-26
AX2430S-48T
AX2430S-48TD
Port 0/ 1-24
Port 0/25-48
Port 0/ 1-24
Port 0/25-48
Port 0/ 1-24
Port 0/25-48
AX2430S-48T2X Port 0/ 1-24,49-50
Port 0/25-48
Port 0/ 1-24,49-50
Port 0/25-48
Port 0/ 1-24,49-50
Port 0/25-48

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表8-6 show systemコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。

[注意事項]

なし

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