コンフィグレーションコマンドレファレンス

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monitor session

ポートミラーリング機能を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
monitor session <session no.> source interface <interface id list> [{rx | tx | both}] destination interface {gigabitethernet | tengigabitethernet } <nif no.>/<port no.>

情報の変更
monitor session <session no.> { source interface add <interface id list> | source interface remove <interface id list> }

情報の削除
no monitor session <session no.>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<session no.>
ポートミラーリングセッションの番号を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    1〜4

source interface <interface id list>
ポートミラーリングのモニターポートをリスト形式で指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    パラメータに指定できる値」を参照してください。

source interface add <interface id list>
ポートミラーリングのモニターポートをリストに追加します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    パラメータに指定できる値」を参照してください。

source interface remove <interface id list>
ポートミラーリングのモニターポートをリストから削除します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    パラメータに指定できる値」を参照してください。

{rx | tx | both}
ポートミラーリングするトラフィックの方向を指定します。

rx
受信フレームをミラーリングします。

tx
送信フレームをミラーリングします。

both
送受信フレームをミラーリングします。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    both
  2. 値の設定範囲
    次の表を参照してください。

    表43-1 ポートミラー対象トラフィックの設定範囲

    セッション番号 設定範囲 備考
    1 rx,tx,both 省略時はbothになります
    2〜4 rx 必ずrxを指定してください

destination interface {gigabitethernet | tengigabitethernet } <nif no.>/<port no.>
ポートミラーリングのミラーポートを指定します。レイヤ2情報を設定したポートは指定できません。

{gigabitethernet | tengigabitethernet }
ミラーポートの種別を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    gigabitethernetまたはtengigabitethernet

<nif no.>/<port no.>
ミラーポートのNIF番号,ポート番号を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    パラメータに指定できる値」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

運用中の回線をミラーポートに指定した場合,その回線で通信できなくなります。モニターポートに指定した場合は通信に影響しません。

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. すでにモニターポートとして設定しているポートを,モニターポートまたはミラーポートに設定できません。
  2. 複数のモニターポートに対して一つのミラーポートを設定できます。一つのモニターポートに対して複数のミラーポートを設定できません。
  3. ポートミラーリングでコピーしたフレームの量が回線帯域を超えた場合,そのフレームは廃棄されます。
  4. ミラーポートに設定したポートでは,通常のフレーム送受信はできません。
  5. レイヤ2情報を設定したポートをミラーポートに設定することはできません。すでにレイヤ2情報を設定済みのポートをミラーポートとして使用する場合は,該当インタフェースのレイヤ2情報を削除してからミラーポートに設定してください。
  6. セッション番号1には,ミラーリングの対象に受信フレーム,送信フレーム,または送受信フレームの設定ができます。セッション番号2から4には,受信フレームのミラーリングだけが設定できます。
  7. 受信フレームのミラーリングで,次の条件がすべて一致する場合,ミラーリングしたフレームの受信VLAN-Tagの前に,4095またはネイティブVLANのVLAN-Tagが余計に付くことがあります。
    • AX2430S-48TモデルまたはAX2430S-48TDモデルを使用する。
    • モニターポートにTag変換機能を一つ以上設定している。
    • 受信したフレームのVLAN TagをTag変換機能で設定していない(対象フレームは中継しないで廃棄される)。
    • モニターポートが1〜24のどれかでミラーポートが25〜48のどれか,またはモニターポートが25〜48のどれかかつミラーポートが1〜24のどれかでポートミラーリングを設定している。

[関連コマンド]

なし

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