コンフィグレーションコマンドレファレンス

system ip-multicast-qos-assist

本装置でQoS制御を行い，IPマルチキャストパケットを含むフローの優先度を変更する際に設定します。本コマンドを設定することによって，IPマルチキャストパケットに対する優先度を上げる動作は，中継に対してだけ有効になります。

［入力形式］

情報の設定

system ip-multicast-qos-assist

情報の削除

no system ip-multicast-qos-assist

［入力モード］

(config)

［パラメータ］

なし

［コマンド省略時の動作］

本装置でQoS制御を行い，IPマルチキャストパケットを含むフローの優先度を変更した場合，IPマルチキャストパケットに対する優先度の変更は中継および本装置宛てのパケットに対して行われます。

［通信への影響］

なし

［設定値の反映契機］

設定値変更後，すぐに運用に反映されます。

［注意事項］

1. QoS制御を行い，本コマンドとIGMP snoopingを同時に使用した場合，次のとおり動作します。
   
   • IPv4マルチキャストパケットに対する優先度の変更は，IGMP snooping設定有りのVLANでは中継パケットに対してだけ行われ，IGMP snooping設定無しのVLANでは中継および本装置宛てのパケットに対して行われます。IPv6マルチキャストパケットに対する優先度の変更は，中継パケットに対してだけ行われます。
2. QoS制御を行い，本コマンドとMLD snoopingを同時に使用した場合，次のとおり動作します。
   
   • IPv6マルチキャストパケットに対する優先度の変更は，MLD snooping設定有りのVLANでは中継パケットに対してだけ行われ，MLD snooping設定無しのVLANでは中継および本装置宛てのパケットに対して行われます。IPv4マルチキャストパケットに対する優先度の変更は，中継パケットに対してだけ行われます。

［関連コマンド］

ip igmp snooping

ipv6 mld snooping

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