コンフィグレーションコマンドレファレンス
イーサネットインタフェースに対してIPv6 QoSフローリストを適用し,QoS機能を有効にします。装置当たり,ip qos-flow-group,ipv6 qos-flow-groupおよびmac qos-flow-groupを最大540インタフェースに設定できます。
[入力形式]
- 情報の設定
- ipv6 qos-flow-group <qos flow list name> in
- 情報の削除
- no ipv6 qos-flow-group <qos flow list name> in
[入力モード]
(config-if)
[パラメータ]
- <qos flow list name>
- IPv6 QoSフローリスト名称を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
31文字以内の名前を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- in
- Inboundを指定します。
- in:Inbound(受信側の指定)
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
なし
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- IPv6 QoSフローリストは,インタフェースのInboundに一つ適用できます。
- IPv6 QoSフローリストをInboundに適用する場合,1フローリスト当たりに指定可能なエントリ数は最大64です。
- 実在しないIPv6 QoSフローリスト名称を設定した場合は何も動作しません。IPv6 QoSフローリスト名称は登録されます。
- 受信側フロー検出モードによる設定の可否を次の表に示します。
表24-12 受信側フロー検出モードによる設定の可否(IPv6)
受信側フロー検出モード 設定の可否 イーサネット VLAN layer2-1 × × layer2-2 × × layer2-3 ○ × layer2-4 ○ × layer2-5 × × layer2-6 × × layer2-dhcp-1 × × (凡例) ○:設定可能 ×:設定不可
- 受信側フロー検出モードがlayer2-3の場合でIPv6 QoSフローリストを適用するとき,リスト内のフロー検出条件に宛先IPアドレスにanyが指定されていると設定できます。
- 受信側フロー検出モードがlayer2-4の場合でIPv6 QoSフローリストを適用するとき,リスト内のフロー検出条件に送信元IPアドレスにanyが指定されていると設定できます。
- 同一のインタフェースに対してこのコマンドで設定されている場合は設定できません。いったん,削除してから設定になります。
- イーサネットインタフェースに対して適用する場合は,フロー検出条件にVLANパラメータがあるとき,適用するイーサネットインタフェースの設定内容にVLAN IDが含まれていれば設定できます。
- イーサネットインタフェースに対して適用する場合は,動作指定のcopy-user-priorityパラメータはVLANトンネリングが設定されているときに適用できます。
- VLANインタフェースに対して適用できません。
[関連コマンド]
ipv6 qos-flow-list
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