コンフィグレーションコマンドレファレンス
受信側インタフェースに対し,フィルタ・QoS機能のフロー検出するモードを設定します。
本コマンドは,ハードウェアテーブルでの最大エントリ数の配分パターンを変更します。
運用形態に応じた配分パターンに変更することで,ハードウェアリソースを必要なテーブルに集中させて使用できるようになります。
本コマンドは,ハードウェアの基本的な動作条件を設定するものであるため,変更する場合にip access-groupコマンド,ipv6 traffic-filterコマンド,mac access-groupコマンド,ip qos-flow-groupコマンド,ipv6 qos-flow-groupコマンドおよびmac qos-flow-groupコマンドが受信側インタフェースおよび送信側インタフェースに対して設定されているときはすべて削除する必要があります。
したがって,必ず実運用を開始する最初の段階で設定してください。運用中の変更はお勧めしません。
このコマンドを設定しない,または情報を削除したときはlayer2-2がデフォルト状態になります。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- flow detection mode {layer2-1 | layer2-2 | layer2-3 | layer2-4 | layer2-5 | layer2-6 | layer2-dhcp-1}
- 情報の削除
- no flow detection mode
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- {layer2-1 | layer2-2 | layer2-3 | layer2-4 | layer2-5 | layer2-6 | layer2-dhcp-1}
- フロー検出モードを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
なし
- フロー検出モードの適用コマンドを次の表に示します。
表22-1 フロー検出モードによる適用コマンド
フロー検出モード 適用コマンド mac ip ipv6 access-group access-group traffic-filter qos-flow-group qos-flow-group qos-flow-group layer2-1 ○ × × layer2-2 × ○ × layer2-3 × ○ ○※1 layer2-4 × ○ ○※2 layer2-5 × ○ × layer2-6 × ○ × layer2-dhcp-1 × ○ × (凡例) ○:設定可能 ×:設定不可
注※1 IPv6の送信元アドレスだけの検出になります。
注※2 IPv6の宛先アドレスだけの検出になります。
各フロー検出モードについては「コンフィグレーションガイド Vol.2 1.1.3 受信側フロー検出モード」および「コンフィグレーションガイド Vol.2 3.1.1 受信側フロー検出モード」を参照してください。
[コマンド省略時の動作]
フロー検出モードは,layer2-2で動作します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
ip access-group
ipv6 traffic-filter
mac access-group
ip qos-flow-group
ipv6 qos-flow-group
mac qos-flow-group
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