コンフィグレーションコマンドレファレンス
クライアント装置に固定のIPアドレスを配布する際に,割り当てるIPアドレスを指定します。本コマンドはhardware-addressコマンドとセットで使用します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- host <IP Address> [{ <Mask> | /<Masklen>}]
- 情報の削除
- no host
[入力モード]
(dhcp-config)
[パラメータ]
- <IP Address> [{ <Mask> | /<Masklen>}]
- DHCPアドレスプール情報に対するIPアドレスを設定します。また,マスクを省略した場合はクラスA,B,Cに応じたマスクが設定されます。
表21-1 クラスごとのIPアドレス範囲
クラス IPアドレス クラスA(/8) 1.x.x.x〜127.x.x.x クラスB(/16) 128.x.x.x〜191.x.x.x クラスC(/24) 192.x.x.x〜223.x.x.x
- <IP Address>
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
次に示すアドレスは設定できません。
・127.0.0.0〜127.255.255.255
・ホスト部が2進数ですべて0または1のアドレス
・クラスA,B,C以外のアドレス
- <Mask>
- 本パラメータ省略時の初期値
クラスA,B,Cに応じたマスク
- 値の設定範囲
255.0.0.0〜255.255.255.255
- <Masklen>
- 本パラメータ省略時の初期値
クラスA,B,Cに応じたマスク
- 値の設定範囲
8〜32
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 同一プール設定内でnetwork設定とは同時に設定できません。
- host設定時に同じサブネットのnetworkおよびhost設定が存在しない場合,そのサブネットもnetwork設定数と同様に扱われます。そのため,最大管理サブネット数を超えるサブネットに対する固定アドレスプールを用意することはできません。
- host設定を行った場合,クライアントに配布するオプション情報(client-name,default-router,dns-server,domain-name,netbios-name-server,netbios-node-type)は設定されたIPアドレスと同じサブネットのnetwork設定を行ったDHCPアドレスプールのオプション情報を継承します。
[関連コマンド]
なし
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