コンフィグレーションガイド Vol.2

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18.1.1 ストームコントロールの概要

レイヤ2ネットワークでは,ネットワーク内にループが存在すると,ブロードキャストフレームなどがスイッチ間で無制限に中継されて,ネットワークおよび接続された機器に異常な負荷を掛けることになります。このような現象はブロードキャストストームと呼ばれ,レイヤ2ネットワークでは避けなければならない問題です。マルチキャストフレームが無制限に中継されるマルチキャストストーム,ユニキャストフレームが無制限に中継されるユニキャストストームも防止する必要があります。

ネットワークおよび接続された機器への影響を抑えるために,スイッチでフラッディング対象フレーム中継の量を制限する機能がストームコントロールです。

本装置では,イーサネットインタフェースごとに,閾値として1秒間で受信する最大フレーム数を設定でき,その値を超えたフレームを廃棄します。閾値の設定は,ブロードキャストフレーム,マルチキャストフレーム,ユニキャストフレームの3種類のフレームで個別に設定します。

さらに,受信したフレーム数が閾値を超えた場合,そのポートを閉塞したり,プライベートトラップやログメッセージを出力できます。

ストームコントロールの運用コマンドはありません。

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