コンフィグレーションガイド Vol.2
CoS値は,フレームの装置内における優先度を表すインデックスを示します。キューイング優先度は,キューイングする各キューに対して廃棄されやすさの度合いを示します。
CoS値とキューイング優先度の指定範囲を次の表に示します。
表3-13 CoS値とキューイング優先度の指定範囲
項目 指定範囲 CoS値 0〜7 キューイング優先度 1〜3 CoS値の指定は,ユーザ優先度引き継ぎと同時に設定することはできません。
また,フロー制御の優先度決定およびユーザ優先度引き継ぎが設定されていない場合は,次の表に示すデフォルトのCoS値とキューイング優先度を使用します。
表3-14 デフォルトのCoS値とキューイング優先度
項目 デフォルト値 対象となるフレーム CoS値 ユーザ優先度マッピングに従います
- フロー検出で検出しないフレーム
- フロー検出で検出し,優先度決定(CoS値の指定)およびマーカー(優先度引き継ぎ)を実施しないフレーム
キューイング優先度 3
- フロー検出で検出しないフレーム
- フロー検出で検出し,優先度決定(キューイング優先度値の指定)を実施しないフレーム
なお,次に示すフレームは,フロー制御の優先度決定およびユーザ優先度引き継ぎの有無にかかわらず,固定的にCoS値とキューイング優先度を決定します。
優先度決定およびユーザ優先度引き継ぎで変更できないフレームを次の表に示します。
表3-15 優先度決定で変更できないフレーム一覧
フレーム種別 CoS値 キューイング優先度 本装置が自発的に送信するフレーム 7 3 本装置が受信するフレームのうち次のフレーム
- ARPフレーム
- 回線テストに使用するフレーム
5 3 本装置が受信するフレームのうち次のフレーム
- MACアドレス学習の移動検出とみなしたフレーム
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