運用コマンドレファレンス Vol.2
[機能]
ユニキャストルーティングプログラムで採取しているイベントトレース情報および制御テーブル情報をファイルへ出力します。
[入力形式]
dump protocols unicast { all | trace | table }
[パラメータ]
- all
- イベントトレース情報および制御テーブル情報をファイルへ出力します。
- trace
- ユニキャストルーティングプログラムで収集しているイベントトレース情報をファイルへ出力します。
- table
- ユニキャストルーティングプログラムで使用している制御テーブル情報をテキスト化し圧縮してファイルへ出力します。
[使用者レベル]
一般ユーザ
[実行例]
イベントトレース情報および制御テーブル情報をファイルへ出力します。
図5-130 イベントトレース情報および制御テーブル情報の出力
>dump protocols unicast all >イベントトレース情報をファイルへ出力します。
図5-131 イベントトレース情報の出力
>dump protocols unicast trace >
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表5-22 dump protocols unicast(IPv6)コマンド応答メッセージ
項番 メッセージ内容 意味 1 rtm appears to be running as pid <PID>, but pid <PID> doesn't exist! ユニキャストルーティングプログラムのPIDファイル中に記述されたプロセスが存在しません。
ユニキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。必要ならば,再起動を待って,コマンドを再投入してください。<PID>:プロセスID 2 pid file <File Name> mangled! ユニキャストルーティングプログラムのPIDファイルが不正です。 <File Name>:PIDファイル名 3 pid in file <File Name> unreasonably small(<PID>) ユニキャストルーティングプログラムのPIDファイルが不正です。 <File_Name>:PIDファイル名
<PID>:PIDファイル中のプロセスID4 rtm doesn't seem to be running. ユニキャストルーティングプログラムが起動していないため,コマンドが失敗しました。
ユニキャストルーティングプログラムの再起動を待って,コマンドを再投入してください。5 program error occurred: <Error Message> プログラムエラーが発生しました。
コマンドを再投入してください。<Error Message>:エラーメッセージ(発生元(エラー要因))
[注意事項]
本装置の出力ファイルの名称およびディレクトリは,下記のとおりになります。
- ディレクトリ:
- ユニキャストルーティングプログラム情報格納ディレクトリ(/primaryMC/var/rtm/)
- イベントトレース情報ファイル:rt_trace
- 制御テーブル情報ファイル:rt_dump.gz
- ディレクトリ:ユニキャストルーティングプログラムコア格納ディレクトリ(/primaryMC/var/core)
- コアファイル:rtm.core
指定ファイルがすでに存在する場合は無条件に上書きしますので,必要な場合は予めファイルをバックアップしてください。
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