運用コマンドレファレンス Vol.2

show ipv6 neighbors

［機能］

NDP情報を表示します。

［入力形式］

show ipv6 neighbors [interface <Name>] [detail]

［パラメータ］

省略

登録されている全NDP情報を表示します。

interface <Name>

NDP情報を表示するインタフェース名を指定します。

指定可能なインタフェース種別はEthernet，Gigabit-EthernetおよびVLANです。

detail

IPv6アドレス，およびインタフェース名称を省略せずに表示します。

そのため，画面表示幅を超えて情報が表示される場合があります。

このオプションを指定しない場合は，IPv6アドレスは31文字，インタフェース名称は10文字を超えた情報は省略して表示します。

［使用者レベル］

一般ユーザ

［実行例］

show ipv6 neighborsコマンドの実行例を以下に示します。

図2-14　コマンド実行結果画面

>show ipv6 neighbors Department1
Neighbor                        Linklayer Address Netif      Expire    S Flgs P
3ffe:501:811:10:260:1dff:fe22:f 0:60:1d:22:f2:98  Department permanent R
3ffe:501:811:10:2a0:c9ff:fe6b:8 0:a0:c9:6b:8e:1b  Department 24s       R R
fe80::260:1dff:fe22:f298%Depart 0:60:1d:22:f2:98  Department permanent R
fe80::2a0:c9ff:fe6b:8e1b%Depart 0:a0:c9:6b:8e:1b  Department expired   S R
>
>show ipv6 neighbors Department1 detail
Neighbor                        Linklayer Address Netif      Expire   S Flgs P
3ffe:501:811:10:260:1dff:fe22:f298 0:60:1d:22:f2:98   Department1   permanent R
3ffe:501:811:10:2a0:c9ff:fe6b:8e1b 0:a0:c9:6b:8e:1b   Department1   7s        R R
fe80::260:1dff:fe22:f298%Department1 0:60:1d:22:f2:98   Department1   permanent R
fe80::2a0:c9ff:fe6b:8e1b%Department1 0:a0:c9:6b:8e:1b   Department1   2s        R R
>

［表示説明］

<Neighbor> <Linklayer Address> <Interface Name> <Expire> <Status> <Flags> <Probes>

表2-21　インタフェース情報表示

表示項目表示内容

詳細情報意味

<Neighbor> Next Hop IPアドレス－

<Linklayer Address> 隣接装置のMACアドレス <status>がIの場合は，(incomplete)表示になります。

<Interface Name> インタフェース名称自装置のインタフェース名称

<Expire> <Second>
permanent
expired エントリ残有効期限
常設エントリ
有効期限超過エントリ

<Status> I,R,S,D,P ステータス情報
I：Incomplete
R：Reachable
S：Stale
D：Delay
P：Probe

<Flags> R,P,S エントリの情報
R：Router
P：Proxy
S：Static

<Probes> 1,2,3 プローブ回数

表示項目	表示内容
詳細情報	意味
<Neighbor>	Next Hop IPアドレス	－
<Linklayer Address>	隣接装置のMACアドレス	<status>がIの場合は，(incomplete)表示になります。
<Interface Name>	インタフェース名称	自装置のインタフェース名称
<Expire>	<Second> permanent expired	エントリ残有効期限常設エントリ有効期限超過エントリ
<Status>	I,R,S,D,P	ステータス情報 I：Incomplete R：Reachable S：Stale D：Delay P：Probe
<Flags>	R,P,S	エントリの情報 R：Router P：Proxy S：Static
<Probes>	1,2,3	プローブ回数

［ユーザ通信への影響］

なし

［応答メッセージ］

表2-22　show ipv6 neighborsコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ内容

No such Interface -- <Interface Name>. 指定インタフェースは定義されていないものです。
<Interface Name> インタフェース名称

Can't execute this command in standby rm. 待機系RMでこのコマンドは実行できません。

Socket open error. ソケット生成に失敗しました。

Not operational Line <Line Name>. 指定したLINEは運用状態ではありません。
<Line Name> LINE名称

Disconnected Line <Line Name>. 指定したLINEは未実装です。<Line Name> LINE名称

No ndp entry. ndp情報はありません。

Can't execute. その他の要因で実行できません。

メッセージ	内容
No such Interface -- <Interface Name>.	指定インタフェースは定義されていないものです。 <Interface Name> インタフェース名称
Can't execute this command in standby rm.	待機系RMでこのコマンドは実行できません。
Socket open error.	ソケット生成に失敗しました。
Not operational Line <Line Name>.	指定したLINEは運用状態ではありません。 <Line Name> LINE名称
Disconnected Line <Line Name>.	指定したLINEは未実装です。<Line Name> LINE名称
No ndp entry.	ndp情報はありません。
Can't execute.	その他の要因で実行できません。

［注意事項］

構成定義情報で設定したstaticNDP情報のアドレスと同一のアドレスを持つ経路情報などを他のネットワーク装置より受信した場合，当該staticNDP情報が消去される場合があります。本コマンドの実行結果に構成定義情報で設定したstaticNDP情報が表示されない場合，show loggingコマンドを実行して「*** Warning *** route <add> has already existed, re-install it.」メッセージが出力されていないか確認してください。メッセージが出力されている場合は構成定義情報で再度staticNDP情報を設定しなおしてください。show loggingコマンドの詳細については「運用コマンドレファレンス Vol.1　show logging」を参照ください。

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