運用コマンドレファレンス Vol.1

free peer

［機能］

close peerで一時的に設定したISDN接続の通信相手／BOD構成の通信相手の閉塞状態を運用状態に戻します。

close peerコマンドでバックアップ切替えをしたインタフェースの切戻し，リソースBODの専用線への切戻しに使用します。また，バックアップ定義でコマンド切戻しを指定したインタフェースの切戻しに使用します。

［入力形式］

free peer {<Peer Name> | <Group Name>}

［パラメータ］

<Peer Name> <Group Name>

運用状態にするISDN通信相手／BOD構成の通信相手を指定します。

［使用者レベル］

一般ユーザ

［実行例］

ISDN通信相手peer1を運用状態に戻す。
free peer peer1

［ユーザ通信への影響］

あり

［応答メッセージ］

表22-12　free peerコマンドのメッセージ一覧

メッセージ内容・対策

peer {<Peer Name>|<Group Name>}:administratively freed. 指定ISDN通信相手をフリーしました。
<Peer Name> ISDN通信相手名称
<Group Name> BOD構成のグループ名称

No configuration Peer {<Peer Name>|<Group Name>}. 指定ISDN通信相手は未定義です。
<Peer Name> ISDN通信相手名称
<Group Name> BOD構成のグループ名称

Not operational Peer {<Peer Name>|<Group Name>}. 指定ISDN通信相手は運用状態ではありません。
<Peer Name> ISDN通信相手名称
<Group Name> BOD構成のグループ名称

Can't execute this command in standby rm. このコマンドは待機系RM上では実行できません。

Socket open error. ソケットの生成に失敗しました。

Invalid name <name>. 無効な名称指定です。（トンネルインタフェース指定）

Can't execute. その他の要因で実行できません。

メッセージ	内容・対策
peer {<Peer Name>\|<Group Name>}:administratively freed.	指定ISDN通信相手をフリーしました。 <Peer Name> ISDN通信相手名称 <Group Name> BOD構成のグループ名称
No configuration Peer {<Peer Name>\|<Group Name>}.	指定ISDN通信相手は未定義です。 <Peer Name> ISDN通信相手名称 <Group Name> BOD構成のグループ名称
Not operational Peer {<Peer Name>\|<Group Name>}.	指定ISDN通信相手は運用状態ではありません。 <Peer Name> ISDN通信相手名称 <Group Name> BOD構成のグループ名称
Can't execute this command in standby rm.	このコマンドは待機系RM上では実行できません。
Socket open error.	ソケットの生成に失敗しました。
Invalid name <name>.	無効な名称指定です。（トンネルインタフェース指定）
Can't execute.	その他の要因で実行できません。

［注意事項］

本コマンドを使用してもメモリ上に記憶された運用構成定義情報は変更されません。

BOD構成の専用線，ISDN接続通信相手を指定した場合，BODを構成している通信相手単位で運用状態となります。

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