運用コマンドレファレンス Vol.1

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configure(configure terminal)

[機能]

ユーザレベルがルータ管理者のとき,コマンド入力モードを運用コマンドモードから構成定義コマンドモードに変更して,構成定義情報の編集を開始します。

[入力形式]

configure [terminal] [file <File Name>]

[パラメータ]

file <File Name>
予備構成定義情報を編集する場合に,<File Name>にファイル名を指定します。

省略時
メモリ上に記憶された運用構成定義ファイルを編集します。

[使用者レベル]

ルータ管理者

[実行例]

コマンド入力モードを運用コマンドモードから構成定義コマンドモードに変更します。

# configure [Enter]キー押下
(config)# 

[ユーザ通信への影響]

あり

[応答メッセージ]

構成定義コマンドレファレンス Vol.2 12. 構成定義編集時のエラーメッセージ」を参照してください。

[注意事項]

  1. すでに構成定義情報ファイルを編集中のユーザがいた場合,編集形式または編集ファイル名が異なるパラメータの指定はできません。
  2. 指定した構成定義情報ファイルの内容に誤りがあると誤りの内容を表示し編集開始できません。その場合はエディタなどを使用して構成定義情報ファイルの誤りを編集してください。
  3. 装置の電源投入時に現用構成定義情報ファイル(/config/router.cnf)がメモリ上に読み込まれ,定義された内容に従って運用を開始します。パラメータを省略した場合はメモリ上に記憶された運用構成定義情報が編集の対象になります。メモリ上に記憶された運用構成定義情報を編集後,MCに保存しなかった場合,装置がリスタートすると編集した構成定義が失われますのでご注意ください。編集後,構成定義コマンドsave(「構成定義コマンドレファレンス Vol.1 save(write)」参照)でMCに格納することをお勧めします。
  4. 構成定義情報ファイル名に現用構成定義情報ファイル(/config/router.cnf)を指定した場合,構成定義の編集をすることはできますが,編集した内容は運用に使用されません。また現用構成定義情報ファイルとして保存することもできませんのでご注意ください。
  5. 構成定義情報ファイル名に一時保存構成定義情報ファイル(/config.cache/cache.cnf)を指定した場合,構成定義の編集をすることはできますが,一時保存構成定義情報ファイルとして保存することはできませんのでご注意ください。
  6. 構成定義情報を編集中に系交替が発生した場合,構成定義情報の編集は自動で終了します。予備構成定義情報ファイルを編集中の場合は編集した構成定義が失われますので,予備構成定義情報ファイルを編集中の場合は構成定義コマンドsaveを使用して定期的に保存することをお勧めします。
  7. 構成定義コマンドstatus(「構成定義コマンドレファレンス Vol.1 status」参照)を使用すると編集中の構成定義の状態を知ることができます。
  8. IPルーティングプロトコル情報を変更し,構成定義コマンドapply(「構成定義コマンドレファレンス Vol.1 apply」参照)を実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前に構成定義コマンドapplyを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報が運用に反映されます。
  9. 運用対象となるNIFが非運用状態の場合,コマンドがエラーとなるときがあります。この場合,構成定義コマンドexit(「構成定義コマンドレファレンス Vol.1 quit(exit)」を参照)を投入し構成定義編集モードを終了して,show nifコマンドを用いて運用対象となるNIFのNIF状態がactiveであることを確認後,本コマンドで構成定義編集モードへ移行してください。

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