構成定義コマンドレファレンス Vol.1

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dhcp(dhcpサーバ情報)

DHCPサーバのサービス開始情報を設定します。本装置は,DHCPサーバとDHCPリレーエージェントのどちらか一方だけ動作させることができます。本コマンドは,DHCPサーバとDHCPリレーエージェントの切替えスイッチ機能をもっており,本コマンドを投入すると,DHCPサーバ機能を動作させることになります。本コマンドを投入してからでないと,DHCPサーバに関する詳細情報(config dhcp interfaceコマンドなど使用)の設定はできません。またDHCPサーバ/リレーエージェントの構成定義情報の有無により,DHCPサーバの構成定義情報設定手順が以下のようになります。

  1. DHCPのサーバ,リレーエージェント共に構成定義情報なしの状態からDHCPサーバの構成定義情報を設定

    (a)config dhcpでDHCPサーバ機能の使用を定義する

    (b)config saveコマンドでMC(現用構成定義情報ファイル)に格納する

    (c)DHCPサーバの詳細情報をconfig dhcp interfaceコマンドなどで設定する

    (d)config applyコマンドで構成定義情報をシステムに反映させる
  2. DHCPリレーエージェントの定義がある状態からDHCPサーバの構成定義情報を設定

    (a)DHCPリレーエージェントの構成定義情報を削除

    (b)config dhcpでDHCPサーバ機能の使用を定義する

    (c)1.(b)以降と同じ操作手順を行う
  3. DHCPサーバの定義がある状態からDHCPリレーエージェントの構成定義情報を設定

    (a)DHCPサーバの詳細情報をdelete config dhcp interfaceコマンドなどで削除する

    (b)delete config dhcpコマンドでDHCPサーバ機能の未使用を定義する

    (c)config saveコマンドでMC(現用構成定義情報ファイル)に格納する

    (d)DHCPリレーエージェントの構成定義情報を設定する

[入力モード]

グローバルコンフィグモード

[入力形式]

DHCPサーバサービス開始情報の設定
dhcp

DHCPサーバサービス開始情報の削除
delete dhcp

DHCP情報の表示
show dhcp

[サブコマンド入力形式]

なし

[モード階層]

なし

[パラメータ]

なし

[サブコマンド]

なし

[入力例]

  1. 情報の設定
    DHCPサーバサービス開始状態に設定します。
     
    (config)# dhcp
     
  2. 設定情報の表示
    dhcpサービス開始の情報を表示します。
     
    (config)# show dhcp
    dhcp
    !
     
    (config)# 
     
  3. 設定情報の削除
    DHCPサーバサービス開始情報を削除します。
     
    (config)# delete dhcp
     
    (config)# 
     

[関連コマンド]

dhcp subnet(サブネット定義情報)

dhcp host(ホスト定義情報)

dhcp default-lease-time(デフォルトリース時間情報)

dhcp max-lease-time(最大リース時間情報)

dhcp option(DHCPサーバオプション情報)

dhcp interface(インタフェースに対するDHCPサーバ割当情報)

[注意事項]

DHCPリレー情報(relay)が設定済みの場合,投入はできません。DHCPリレー情報をすべて削除してから投入してください。

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