構成定義コマンドレファレンス Vol.1

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save(write)

構成定義情報ファイルを保存します。

[入力形式]

save [<filename>]

write [<filename>]

[パラメータ]

<filename>
保存する構成定義情報ファイル名
  1. 本パラメータ省略時
    編集した内容をオープン時に指定した構成定義情報ファイルに上書き保存します。

[入力例]

  1. 編集した構成定義情報ファイルを上書き保存します。
     
    (config)# configure file original.cnf
           :
    (config)# save
    (config)# 
     
  2. 編集した構成定義情報ファイルをファイル名”new.cnf”として保存します。
     
    (config)# save new.cnf
    configuration file save to new.cnf? (y/n):y
    (config)# 
     
  3. 編集した構成定義ファイルをすでに存在しているファイル”new.cnf”として保存します。
     
    (config)# save /tmp/new.cnf
    Configuration file already exist. Configuration file save to /tmp/new.cnf? (y/n): y
    (config)# 
     

[関連コマンド]

configure

quit(exit)

[注意事項]

  1. 構成定義情報ファイルをセーブしても構成定義情報コマンドモードは終了しません。編集を終える場合は必ずexitコマンドを使って構成定義情報コマンドモードを終了してください。
  2. 保存先の構成定義情報ファイルに書き込み権限がない場合は保存できません。「運用コマンドレファレンス Vol.1 chmod」を使用して書き込み権限を設定した後に保存してください。
  3. メモリ上に記憶した運用構成定義情報を編集後,保存した場合,編集した内容が自動で待機系にコピーされます。なお運用系と待機系のソフトウェアバージョンが不一致の場合は待機系へはコピーしません。
  4. 二重化で運用している装置でメモリ上に記憶した運用構成定義情報を編集せずに保存した場合一時的に運用系と待機系の構成定義情報に差分が生じるため系交替が抑止されたとのメッセージが表示される場合があります。
  5. statusコマンドを使用すると構成定義の編集の有無,セーブしたかどうかを知ることができます。
  6. IPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報の変更を行い,applyコマンドを実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前にapplyコマンドを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報が運用に反映されます。
  7. MCの未使用容量が不足している場合,構成定義情報のセーブはできません。「運用コマンドレファレンス Vol.1 show mc」を使用してユーザ領域の未使用容量を確認してください。現用構成定義情報ファイル(/config/router.cnf)へセーブするために必要な容量は,現用構成定義情報ファイル(/config/router.cnf)および編集中の構成定義情報のサイズ分です。最大の構成定義情報で約12MBの未使用容量が必要です。

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