安全にお取り扱いいただくために


 

AX2000Rシリーズを正しく安全にお使いいただくために

●本書には,AX2000Rシリーズを安全にお使いいただくための注意点を記載しています。
 本装置の機能をご活用いただくため,ご使用前に本書を最後までお読みください。

●本書はすぐ利用できるよう,お読みになった後は必ず取り出しやすいところに保管してください。

●操作は,本書の指示,手順に従って行なってください。

●装置および本書に表示されている注意事項は必ず守ってください。
 これを怠ると,人身上の傷害や装置の破損を引き起こす恐れがあります。

ご使用の前に

●絵表示について
 このマニュアルおよび装置への表示では,装置を安全に正しくお使いいただき,あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するために,いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。内容をよく理解してから本文をお読みください。


この表示を無視して,誤った取り扱いをすると,人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。



この表示を無視して,誤った取り扱いをすると,人が傷害を負う可能性が想定される内容を示しています。



この表示を無視して,誤った取り扱いをすると,装置の重大な損傷または周囲の財物の損害を引き起こす可能性が想定される内容を示しています。



この表示は,人身の安全や装置の重大な損害に直接関係しない注意情報(誤操作防止,製品の軽微な損傷防止等)を示しています。


 

操作や動作は

●本書に記載されている以外の操作や動作は行なわないでください。
 装置について何か問題が発生した場合は,電源を切り,電源ケーブルを抜いたあと,保守員をお呼びください。

自分自身でもご注意を

●装置や本書に表示されている注意事項は,十分検討されたものです。
 それでも,予測を超えた事態が起こることが考えられます。操作にあたっては,指示に従うだけでなく,常に自分自身でも注意するようにしてください。

 



■万一,異常が発生したときは,装置の電源を切り,電源ケーブルを装置から抜いてください。

●万一,煙がでている,変なにおいがするなどの異常状態のまま使用すると,火災・感電の原因となります。すぐに,装置の電源を切り,電源ケーブルを装置から抜いてください。

●万一,装置の内部に水などが入った場合は,まず装置の電源を切り,電源ケーブルをコンセントから抜いてください。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。

●万一,異物が装置の内部に入った場合は,まず装置の電源を切り,電源ケーブルをコンセントから抜いてください。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。

■不安定な場所に置かないでください。

●ぐらついた台の上や傾いたところなど不安定な場所に置かず安定した場所に水平に設置してください。落ちたり,倒れたりしてけがの原因となります。

●装置を卓上に設置する場合は横置きで使用してください。縦置きしたり,壁に立掛けたりすると,転倒した場合,けが,故障の原因になります。

●本機をラックに搭載する場合には,装置が安定した状態にあるか十分に確認して作業してください。不安定な状態で作業した場合,落下や転倒によるけがの原因となります。

■装置の上に金属物や水の入った容器を置かないでください。

●装置の上に虫ピン,クリップなどの金属物や花びん,植木鉢など水の入った容器を置かないでください。中に入った場合,火災・感電の原因となります。

■表示以外の電源で使用しないでください。

●表示された電源電圧以外で使用しないでください。火災・感電の原因となります。

■分電盤へ給電される電流容量は,遮断器の動作電流より大きくなるようにしてください。

●分電盤へ給電される電流容量は,遮断器の動作電流より大きくなるようにしてください。分電盤への電流容量が遮断器の動作電流より小さいと,異常時に遮断器が動作せず,火災の原因となることがあります。

■接地を取ってください。

●本装置には,機器1台当り最大3.5mAの漏れ電流が流れます。必ず接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因になるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

■タコ足配線はしないでください。

●同じコンセントに多数の電源プラグを接続するタコ足配線はしないでください。タコ足配線は,火災の原因になるとともに電力使用量がオーバーしてブレーカーが落ち,ほかの機器にも影響をおよぼします。

■電源ケーブルを大切にしてください。

●電源ケーブルの上に重いものを乗せたり,引っ張ったり,折り曲げたり,加工したりしないでください。電源ケーブルが破損し,火災・感電の原因となります。

●電源ケーブルは付属のものをご使用ください。付属以外のものを使用すると,火災・感電の原因となります。また,付属の電源ケーブルは本製品以外で使用しないでください。本製品以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。

●電源ケーブルが装置の下敷きにならないようにしてください。ケーブルに傷がついて火災・感電の原因となります。ケーブルの上を敷きものなどでおおうことにより,それに気づかないで重い物をのせてしまうことがあります。

●電源ケーブルが傷んだら(芯線の露出,断線など)保守員に交換をご依頼ください。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。

●電源プラグはほこりが付着していない事を確認し,がたつきのないように刃の根元まで確実に差し込んでください。ほこりが付着したり接続が不完全な場合は,火災・感電の原因となります。

■異物を入れないでください。

●装置の入排気孔などから内部に金属類や燃えやすいものなど異物を差し込んだり,落し込んだりしないでください。火災・感電の原因となります。

■RESETスイッチを押す場合,先の折れやすいものや,虫ピン,クリップなど,中に入って取り出せなくなるようなものは使用しないでください。

●RESETスイッチを押す場合,先の折れやすいものや,虫ピン,クリップなど,中に入って取り出せなくなるようなものは使用しないでください。火災・感電の原因となります。

■衝撃を与えないでください。

●万一,装置を落としたり部品を破損した場合は,装置の電源を切り,電源ケーブルをコンセントから抜いて,保守員にご連絡ください。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。

■改造しないでください。

●装置を改造しないでください。火災・感電の原因となります。

■装置のカバーを開ける場合は,装置の電源を切り,電源ケーブルを装置から抜いてください。

●装置カバーを取り外すときは,装置の電源を切り,電源ケーブルを装置から抜き,すべてのケーブル類を装置から外してから行なってください。
装置の電源を切っても,電源ケーブルやその他のケーブル経由で一部の回路には通電しているために,火災・感電の原因となります。

●装置カバーを取り外す作業は,教育を受けた技術者,または保守員が行なってください。

■増設,交換をするときには,電源を切ってください。

●ネットワークインタフェースボード,暗号アクセラレートボード,およびメモリの増設,交換をするときには,装置の電源を切って行なってください。

 



■湿気やほこりの多いところに置かないでください。

●湿気やほこりの多い場所に置かないでください。火災・感電の原因となることがあります。

●低温から高温の場所など温度差が大きい場所へ移動させた場合,表面や内部で結露することがあり,そのままで使用すると火災・感電の原因となります。使用する場合は,その場所で,数時間そのまま放置してからご使用ください。

■入排気孔をふさがないでください。

●装置の入排気孔をふさがないでください。入排気孔をふさぐと,内部に熱がこもり,火災の原因となることがあります。入排気孔から70mm以上スペースを空けてください。

■清掃について

●装置および装置周辺のほこりは,定期的に清掃してください。装置停止の原因になるだけでなく火災・感電の原因となることがあります。

■持ち運ぶときのご注意

●移動させる場合は必ず装置の電源を切り,電源ケーブルをコンセントから抜き,すべてのケーブル類を装置から外してから行なってください。
装置やケーブルが変形したり,傷ついたりして,火災・感電の原因となることがあります。

●輸送時に積み重ねる場合は,梱包箱に入れてください。装置が変形したり,傷ついたりして,火災・感電の原因となることがあります。

■電源ケーブルを粗雑に扱わないでください。

●電源ケーブルを熱器具に近づけないでください。ケーブルの被覆がとけて,火災・感電の原因となることがあります。

●電源ケーブルをコンセントに差し込むとき,または抜くときは必ず電源プラグをもって行なってください。ケーブルを引っ張ると断線の原因になります。

■装置の内部に手をふれないでください。

●安全のため,装置内部に不用意に手を入れないでください。機構部等でけがの原因となることがあります。

■乗ったり,よりかかったり,重い物を置いたりしないでください。

●装置に乗ったり,よりかかったりしないでください。こわれたり,倒れたりしてけがの原因となることがあります。

●装置本体の上に5kgを超える物を置かないでください。装置が破損する恐れがあります。また,バランスがくずれて倒れたり,落下してけがの原因となることがあります。

■レーザー光に注意してください。

●下記の表示があるネットワークインタフェースボードではレーザー光を使用しています。(レーザー光は無色透明で目には見えません。)光送受信部を直接のぞかないでください。

■リチウム電池

●この装置にはリアルタイムクロック用にリチウム電池を搭載しています。取り扱いを誤ると発熱・破裂・発火などでけがをしたり,火災の原因になります。装置から取り外したり,分解,100℃以上の加熱,焼却,水に濡らすなどは絶対に行なわないでください。

■髪の毛や物を装置の入排気孔に近づけないでください。

●装置には冷却用のファンを搭載しています。入排気孔の近くに髪の毛や物を近づけないでください。巻き込まれてけがの原因になることがあります。

 



■電源設備は,突入電流による電圧低下が起きないよう考慮してください。

●本装置の電源を投入すると突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起きないように考慮してください。電圧低下が起きると,本装置だけでなく,同じ電源設備に接続された他の機器にも影響をおよぼします。

■STATUS RMP LED緑点滅中は装置の電源を切断しないでください。

●以下のような場合は,STATUS RMP LEDが緑点滅から緑点灯に変わるまで絶対に装置の電源を切断しないでください。装置が故障する恐れがあります。
 ・開梱後,(メモリカードが取り付けられている状態で) 初めて電源の投入を行なう場合
 ・ソフトウェアのアップデート中

■電源スイッチの操作に注意してください。

●電源スイッチをOFFにして再度ONにする場合は,2秒以上間隔を空けてください。

■ACC LED点灯中はメモリカードを取り外したり電源を切断したりしないでください。

●ACC LED点灯中は,メモリカードにアクセス中です。アクセス中は絶対にメモリカードを取り外したり電源を切断したりしないでください。メモリカードを破損する恐れがあります。
また,一部のコマンドは,コマンド入力後メモリカードのアクセスが終了するまでにしばらく時間がかかります。アクセスが終了したのを確認の上,メモリカードの取り外しや電源の切断を行なってください。

■機器の設置やオプションの増設,交換を行なう場合には,静電気防止用のリストストラップを使用してください。

●静電気防止用リストストラップを使用してください。
静電気防止用リストストラップを使用しないで取り扱った場合,静電気により機器を損傷することがあります。

■回線インタフェースケーブルを接続する時には,ネジを締めすぎないでください。

●ネジで固定するとき,ネジを締め過ぎるとネジが折れることがあります。
ネジが折れないように締め過ぎに注意して,柄の細いマイナスドライバで軽く締めてください。

■ネットワークインタフェースボード,暗号アクセラレートボードの増設,交換の時には,取り扱いに注意してください。

●ネットワークインタフェースボード,暗号アクセラレートボードの搭載部品やはんだ面には手を触れないでください。また,保管する場合は,静電防止袋の中に入れて保管してください。

●ネットワークインタフェースボード,暗号アクセラレートボードを取り付ける場合,ネジの締め付けにはドライバを使用してください。また,しっかり固定されたことを確認してください。

■ネットワークインタフェースボードや暗号アクセラレートボードを取り外して装置を使用する場合,ブランクパネルを取り付けてください。

●ネットワークインタフェースボードや暗号アクセラレートボードを取り外して本装置を使用する場合,必ずブランクパネルを取り付けてください。
ブランクパネルを取り付けずにそのまま使用すると,装置内のエアフローが確保できなくなります。エアフローが確保できなくなると,装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となります。
また,本装置が発生する妨害電波が他の機器へ影響を与えたり,他の機器が発生する妨害電波が本装置へ影響を与え,誤動作の原因となることがあります。

■カバーを取り付ける時には,ケーブルに注意してください。

●カバーを取り付ける際は,ファンケーブル等を巻き込まないようご注意願います。

■電源ケーブルの取り付け,取り外しを行なう前に,電源スイッチがOFFになっていることを確認してください。

●電源ケーブルの取り付け,取り外しを行なう前に,本装置の電源スイッチがOFFになっていることを確認してください。

■お手入れのときは

●装置外装の汚れは,乾いたきれいな布,あるいは,布に水か中性洗剤を含ませてかたく絞ったもので,汚れた部分を拭いてください。ベンジンやシンナーなどの揮発性の有機溶剤や薬品,化学ぞうきん,殺虫剤は,変形・変色および故障の原因となることがあるので使用しないでください。

■高温になるところに置かないでください。

●直射日光が当たる場所やストーブのような熱器具の近くに置くと,部品に悪い影響を与えますので,ご注意ください。

■テレビやラジオを近づけないでください。

●テレビやラジオなどを隣接して設置した場合,お互いに悪影響を及ぼすことがあります。テレビやラジオに雑音がはいった場合は次のようにしてください。
 ・テレビやラジオからできるだけ離す。
 ・テレビやラジオのアンテナの向きを変える。
 ・コンセントを別々にする。

■長時間ご使用にならないとき

●長期間の休みや旅行などで長時間,装置をご使用にならないときは,安全のため必ず電源ケーブルをコンセントから抜いてください。

■この装置の廃棄について

●この装置には,使用終了時に特別な処理および廃棄を必要とするリチウム電池,銅・鉛・錫が使われている回路ボード,ケーブルやコネクタなどの材料が含まれています。
この装置を廃棄する場合は,地方自治体の条例または規則に従い廃棄するか,地域の廃棄物処理施設にお問い合わせください。