キャリアバックボーン

昨今のキャリアバックボーンでは、データ/制御トラフィックの増大への対応が大きな運用課題となっています。更にその上で、他社優位化できる付加価値サービスを提供することがビジネス上の課題です。そのため、こうしたネットワーク向けの装置では、トラフィック増大に対応できる高性能さと、多種多様なサービスを提供できる柔軟性の両立が求められます。
アラクサラのAXシリーズが、これらの課題をクリアするネットワークインフラを提供できることを、モバイルネットワークを例に取り説明します。

キャリアバックボーンの課題

  • トラフィック増大に対応しつつ、多種多様なサービスを提供
  • 将来の帯域アップグレードにおける、投資効率の最適化

ハイブリッドエンジンアーキテクチャ(*)で、多種多様なサービスを高性能に提供

モバイルネットワークでは、モバイル端末を収容する基地局とバックボーンネットワークとの間にトンネルを適切に張ることで、音声通信/データ通信/MVNOといった多種多様なサービスを提供しています。したがって、ネットワークで用いるパケット中継装置には、トンネルのセッション管理のみならず、高速なトンネル中継処理やトンネルとQoS/DPI等との柔軟な連動処理も求められます。

AX8600Rシリーズのハイブリッドエンジンアーキテクチャ(*)は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)とNP(Network Processor)を協調動作させたパケット中継処理により、高速性と柔軟性の両立を実現可能なアーキテクチャです。ラインカード上のNPであるプログラマブルエンジン(PE)で、トンネリングのためのパケットフォーマット変換やラベリングを実施し、フォワーディングエンジン(FE)ではラベリング結果に基づいてパケット中継/QoS/フィルタといったルータの基本転送機能を高速に実施します(ASICのNP連携機能)。さらに、パケット中継先をサービスモジュールカード(SMC)のNPに設定してやれば、NPでセキュリティ/アカウンティングなどといった上位レイヤーの付加機能を提供することも可能です。

ハイブリッドエンジンアーキテクチャ(*)のメリットは、高速性と柔軟性の両立だけではありません。従来のようにDPI/トンネル終端などといったアプライアンス機器とルータの組合せで網構築するのに比べると、ルータの内部バスに直結したNPに機能搭載することで性能のボトルネックを排除し、アプライアンス機器の台数や物理回線の本数を減らせる分、CAPEX/OPEX/消費電力を削減できることも、大きなメリットとなります。

テラビットオーダーの高速コアネットワークへも接続可能

モバイルネットワークのトラフィック増加は非常に早いペースで進んでいるため、その収容に用いるコアネットワークでも、100Gイーサネットなどを用いたテラビット級ネットワークが必要になってくることが予想されます。
AX8600Rシリーズは100Gイーサネットに対応するのはもちろんのこと、将来の400Gや 1Tイーサネットにもモジュール交換で対応可能なアーキテクチャになっています。将来のコアネットワークの増速にも同じ装置で対応していくことで、装置の運用ライフサイクルを長くすることができます。

ロングライフソリューションにより、長期的なサービス提供が可能に

アラクサラでは、最長10年まで障害時の問題解決支援や保守部品の提供などを行う長期サポートであるロングライフソリューションを提供しています。さらに、適切な温度環境を維持するための支援機能も提供することで、ネットワークの長期安定運用を実現し、お客様のTCO削減とシステムのライフサイクル伸長に貢献します。

(*)将来サポート予定

ネットワーク構成イメージ

ルータ

AX8600Rシリーズ

ネットワーク戦略の頂点に起つ、100ギガビット イーサネット対応のハイエンド・ルータ

(ハイブリッドエンジンアーキテクチャ、100Gイーサネット)

ロングライフソリューション
長期使用のニーズに応え、設備投資の低減や環境負荷軽減を実現するロングライフソリューション。最長10年の長期稼動が可能です。
用途別ソリューション