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IPv6への早期移行を強力にサポート

SUMMARY

いまやIPv4アドレスの枯渇は現実のものとなり、新しいIPv6への移行はあらゆる企業に課せられた緊急課題です。IPv4アドレスが枯渇すると、グローバルIPアドレスの取得が困難になり、公開サーバの導入や拠点拡大に支障をきたします。IPv6に標準対応しているアラクサラのAXシリーズなら、IPv6にも簡単に移行できます。IPv6とIPv4の混在環境での利用もサポートしているので、並行稼働を意識した段階的な導入も安心です。

IPv4が枯渇した今、IPv6への対応はすぐに始めるべき!

世界中に約43億あるといわれるIPv4アドレスが、ついに枯渇しました。IPアドレスなどを管理する国際団体IANA(Internet Assigned Numbers Authority)が保有するIPv4アドレスは、すでに2011年2月の時点で枯渇しました。さらに世界の5地域でIPv4アドレスの割り振りを行っているRIR(地域インターネットレジストリ)が管理するアドレスも、順次枯渇しています。現に、2011年4月15日には、日本を含むアジア太平洋地域を管理するAPNIC(Asia-Pacific Network Information Centre)から、IPv4アドレス在庫の枯渇が発表されています。

IPv4アドレスが枯渇すると、外部公開サーバの増設や、インターネットVPNの拠点追加が困難になることから、企業の経営に与える影響は少なくありません。枯渇が目前に迫った現在、IPv4アドレスに代わる新規格「IPv6」に移行するにあたり、何をする必要があるのかを把握しなければ、取り返しの付かない結果になりかねません。

IPv6への早期対応が必要な領域とは?

IPv4アドレスが枯渇したといっても、すぐに使えなくなるわけではありません。新規入手が困難になるものの、すでに割り振られたIPv4アドレスを効率的に使うことで当面はしのぐことができます。そのためにも、段階を追って対応を進めていくことが重要です。それでは、IPv6への早期対応が迫られる優先領域はどこになるのでしょうか。

最重要は公開サーバ、DMZ、WANの3領域

グローバルIPアドレスを取得してインターネットと直接接続する公開サーバ(Webサーバ/DNSサーバ/Mailサーバ)と、DMZ(Firewall/ロードバランサ)の領域は、IPv6ユーザーが本格的に出現してくることから、IPv6への早期対応が必須です。

また、WAN(広域通信網)の領域でも、IPv6への早期対応が求められます。インターネットVPNを使って拠点間を結んでいる企業は、新規の拠点追加にグローバルIPアドレスが必要となります。

社内ネットワークは早期対応がカギ

一方、インターネットと直接接続せず、プライベートアドレスでネットワークを構築しているLANや業務サーバ/端末は、上記の3領域ほど対応を急ぐ必要はありません。とはいえ、将来的にIPv6ユーザーやIPv6サービスが増えれば、必然的に対応が求められますが、IPv6とIPv4は技術的に互換性がなく、導入時は十分な検証作業が必要です。また、技術者に対する教育やユーザーへのアナウンスを考慮した長期計画が求められます。そのためにも、社内ネットワークを含めて、IPv6への早期移行を検討するのがベストです。

アラクサラのAXシリーズは標準でIPv6をサポート

特長1:ほぼすべての製品が標準でIPv6に対応

アラクサラの「AXシリーズ」は、標準でIPv6に対応し、ルーターからコアスイッチ、フロアスイッチまでアラクサラ製品でIPv6ネットワークが構築できます。世界規模で推進しているIPv6機器認定プログラム「IPv6 Ready Logo」を取得しているので、導入も安心です。

特長2:IPv4と同等の性能・機能を装備

ネットワーク構築で必要な機能はすべて装備。10G回線によるルーティング機能、ルーターやスイッチの冗長化プロトコル(VRRP/GSRP)、動的なIPアドレスの配布、ポリシールーティングによる負荷分散などに対応しています。その結果、IPv6でもIPv4と同等のネットワークがすぐに実現します。

特長3:IPv4とIPv6の共存環境を支援

IPv6環境を構築しても、しばらくはIPv4対応のIT資産と並行して使い続けることになります。AXシリーズは、1台の装置でIPv4とIPv6を共存して動作できる「デュアルスタック方式」に対応しています。デュアルスタック方式では、IPv4対応機器の通信ではIPv4を、IPv6対応機器の通信はIPv6と、フレキシブルな通信ができます。
また、ルーターではIPv4ネットワーク上でIPv6通信をやり取りする、あるいはIPv6ネットワーク上でIPv4通信をやり取りする「トンネル方式」にも対応しています。

プロトコルVLANとVRFによるIPv4とIPv6のセキュアな分離

現在の企業ネットワークは、高いセキュリティポリシーで保護されています。しかし、ほとんどがIPv4のみに適用されるもので、IPv6には現段階で未対応のケースが多く見られます。一方で、Windows VistaやWindows 7等の端末は、標準でIPv6をサポートしていることから、IPv6アドレスを利用した意図しない外部接続の遮断などIPv6通信にも適切なセキュリティポリシーを適用しておく必要があります。

そこでアラクサラネットワークスは、IPv4とIPv6の通信を混在させないようにするネットワーク仮想化ソリューションを提供します。プロトコルVLANとVRF ( Virtual Routing and Forwarding ) により、IPv4で通信する端末とIPv6で通信する端末をそれぞれ、IPv4用とIPv6用の仮想ネットワークに自動的に振り分けることができます。そのため、IPv4とIPv6のネットワークを完全に分離し、個別のポリシーを適用することができるため、 IPv4/IPv6デュアルスタック環境においてセキュアなネットワーク環境を維持することが可能です。

IPv6の対応は実績豊富なアラクサラへ

待ったなしのIPv4アドレス枯渇問題。IPv6を標準サポートするアラクサラのAXシリーズを導入すれば、追加費用をかけることなくIPv6への早期対応が実現します。IPv6でもIPv4と同等の機能を装備しているので、IPv4との混在環境下でも柔軟な運用が可能です。IPv6を導入するなら実績豊富なアラクサラネットワークスにお任せください。

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