事例紹介

(1)新音楽配信サービス | (2)製品選択基準 | (3)サポート体制 | (4)ビジョン

事例:タワーレコード様
音楽市場の未来を奏でる、ナップスター。アラクサラネットワークスも、その一翼を担っています。

 

(1)新音楽配信サービス:急成長中のサブスクリプション・サービス、ナップスター。

2006年10月3日、米Napsterと共同で定額音楽配信サービス「ナップスター」をスタートさせた、タワーレコード様。他社の音楽配信サービスとの大きな違いは、サブスクリプション・サービス(月額定額制聞き放題のサービス)である点。1曲単位でダウンロードできる従量課金サービスだけでなく、毎月一定の会費を支払うことで無制限に楽曲をダウンロードできるサービスを提供しています。

「サブスクリプションサービスを簡単に言うと、数百万曲が入っているパーソナルな視聴機を、毎月一定の料金を支払うことで手に入れるようなものです。もしくはパーソナルラジオを持つと考えてもいいと思います。」タワーレコード(株)/竹中氏。

ナップスターのインフラシステム開発を手がけた(株)ディジティミニミ/鈴木氏は、サービスの急速な広がりを次のように解説しています。「2006年10月、サービス開始の段階で150万曲以上が聞き放題だった訳ですが、1月の段階で、すでにサブスクリプションに対応する楽曲が、250万曲を超えました」。

サブスクリプションだけでなく、アラカルト(楽曲を1曲またはアルバム単位で購入できるサービス)での提供楽曲も244万曲を超えており、ナップスター全体の利用者は順調に増加しています。国内外のTOPアーティストの楽曲が大量にラインナップされていることからも、ナップスターが音楽配信サービスの一大勢力になりつつあることが分かります。

 

(2)製品選択基準:音楽配信サービスの安定性と拡張性の双方から、アラクサラネットワークスを選択。

現在、ナップスターの音楽配信システム関連機器は、iDC(インターネットデータセンター)に設置され、運営管理されています。そのシステムを中枢で支えているのが、アラクサラネットワークスのシャーシ型コンパクト・ギガビットルータ「AX7700R」、そしてボックス型コンパクト・ギガビットレイヤ3スイッチ「AX3600S」です。

「当初、アラクサラネットワークスの製品を存じ上げませんでした。80年代からネットワーク設計に関わってきている私たちにとって、やはりルータやスイッチは海外メーカーという固定観念がありました。正直なところ、国内メーカーを選択するという意識はありませんでした。」と竹中氏は振り返ります。

「機器選択の最重要視ポイントは、安定性と拡張性の両方ですね。まず、24時間365日、安定して音楽配信サービスを提供できることが必須でした。」と鈴木氏。「当初、経験値もあって海外メーカーで検討したのですが、パケット中継性能やBGPの経路エントリ数などの性能基準で見ていくと大型のシャーシ型になってしまい、iDCの設置には不向きでした。初期投下コストのバランスが取れませんでした。」と竹中氏。

そこで新たに登場したのがアラクサラネットワークスという選択肢だったと、鈴木氏が続けます。「外国産では大型のシャーシ型になってしまうのに、アラクサラネットワークスの場合、極めてコンパクトなボディで対応可能である点に驚きました。スペース的に制約の多いiDCの設置にも最適でした」。

2台の導入によってネットワーク的にも理想的な安定性を確保できました。「マルチISP接続に対応していますから、回線障害時に瞬時に回線を切り替えできます。これで安定してサービス提供できると確信しました。サービスプロバイダーとしての責任を、確実に果たすことでできると思いました。」と竹中氏。また今後のナップスターの利用者の増加を視野に、10Gインターフェース装備である点も重視。

「コンパクトでありながら、いずれも10Gインタフェースを搭載できます。これで、今後予想される加入者の増加にも柔軟に対応できます。ロングスパンでのコストパフォーマンスの高さにも、大きな魅力を感じました。本当の意味でリーズナブルです。

 
製品選択基準:音楽配信サービスの安定性と拡張性の双方から、アラクサラネットワークスを選択。
 
 

(3)サポート体制:国内メーカーならではの、キメ細やかなサービス。

「今回、導入検討時に専用の試験施設で、実機を活用して回線の物理的な限界値で性能を実証していただきました。事前に実機で性能を実感できたのは、大きかったですね。これなら本当に行ける、と思いました。」と竹中氏。

こうした点に加えて、国内メーカーならではの安心感も導入を決意した背景にあると鈴木氏は語ります。「やはり開発も設計も、全て国内という点も大きいですね。当初からのキメ細やかなサービスは、国産メーカーならではだと思います。実際に、ルーティングの設定方法など様々な質問をさせていただきましたが、レスポンスがスピーディーで、しかも深いところまで即サポートしていただきました。それにセッティングの際、リファレンスマニュアルが日本語で表記されているのも、分かりやすくて助かりました」。

「セッティングの際、コマンドが予想できるところに配置されていることが分かった時、開発者、設計者のレベルの高さを感じました。ネットワークエンジニアの思考手順が配慮された製品ですね。海外メーカー製品で慣れてしまっていましたので若干の不安を感じていたのですが、スムーズにセッティングできました。」と竹中氏。事実、搬入から稼動までの期間はわずか3日。海外メーカーでセッティング経験のあるエンジニアであれば、いかに円滑なセッティングが可能であるかを把握できます。

 
 

(4)ビジョン:日本の音楽市場の未来図を塗り替える可能性を秘めた、ナップスター。

ナップスターは、現在3つのサービスを提供しています。まず、Napster Basic。PCのナップスターアプリで再生できる、月額1,280円のサブスクリプション・サービス。つぎに、Napster To Go。PCで再生できるだけでなく、曲を携帯電話などの対応プレイヤー3台まで転送できる、月額1,980円のサブスクリプション・サービス。また、楽曲を1曲単位からアルバム単位での購入が可能なアラカルトサービスも提供しています。

「タワーレコードには、To Be the Best Place to Find Musicというスタートからの一貫したミッションがあります。つまり、つねにユーザーと音楽の出会いの場をつくっていくということです。この点で、ナップスターはユーザーニーズを先取りした、タワーレコードらしい新しいサービスだと考えています。ナップスターによって、ユーザーは、まるで浴びるように音楽を楽しむことができます。」と竹中氏。「サブスクリプション・サービスによって、ユーザーは気軽により多くの楽曲と接することができるようになりました。ナップスターは、音楽市場自体の活性化に大きく貢献できると考えています」と鈴木氏も続けます。

日本の音楽市場の未来図を塗り替えてしまいそうな可能性に溢れた、新たな音楽配信サービス「ナップスター」。今日も、アラクサラネットワークスが支えています。

ビジョン:日本の音楽市場の未来図を塗り替える可能性を秘めた、ナップスター。