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ネットワーク・マネジメント製品

Open Autonomic Networking(OAN)

ネットワークを統合的・効率的にマネージメントできる機能と、わかりやすいGUIによる高度な作業の自動化により、運用性を飛躍的に向上。

Open Autonomic Networking(OAN)

概要

OANは、「ICTシステムとの連携」「運用管理の自動化」「新たなビジネス価値の創造」をめざすコンセプトです。
Javaベースの開発キット「AX-ON-API-SDK」を基盤に、Webサービス技術によりネットワーク機器とICTシステムをシームレスに連携させる、新しい時代のネットワーク管理技術を提供します。
AXシリーズのAPIを利用し、装置の設定情報をJavaで制御することが可能です。

統合マネージメントを実現し人為的なミスを低減
OANは、メモリやディスク、CPUといったICTリソースと同じように、ネットワークも含めて扱うことが可能です。
サーバ、ストレージ、ネットワークが一体となったICTシステムの運用が実現し、運用管理コストのダイナミックな低減を推進します。
また、SIやNIのプロフェッショナルが備えている、構築ノウハウや運用管理スキルのシステム化を実現。
複雑な作業からくる人為的ミスを防止し、運用リスクを大幅に低減します。
わかりやすく容易な管理環境でTCO削減を推進
高度なネットワーク機能を簡単に設定することができ、ICTシステムの構築コストを低減できます。
セキュリティ対策、VLAN技術、省エネなど、AXシリーズが備える機能を簡単に活用できますので、余分な設備投資をあらかじめ抑えることが可能です。
また、OANにもとづく各種マネージメントツールの提供により、運用管理コストの低減を実現しています。
AX-Netowrker's-Utility(AX-NU)
煩雑な作業を自動化できる単機能別便利ツールにより、ネットワーク全体の管理コストが飛躍的に低減します。
AX-ON-API-SDK(ON-API)
NETCONFプロトコルをベースにした、ネットワーク機器の制御を行うソフトウェア開発キット(SDK)です。Java ベースの SDK を利用することで、プログラムの生産効率が飛躍的に向上し、システム固有ツールの作成が容易です。
AX-Config-Master(AX-CM)
操作性と視認性に優れたGUIオペレーションにより、AXシリーズの自立運用を支援しネットワーク全体の統合管理を実現します。

機能紹介・仕様(AX-NU)

AX-Networker's-Utilityの機能紹介

AX-Networker's-Utilityは、ネットワーク作業者の負荷を軽減する単機能ツールのパッケージ製品です。

コンフィグレーション収集ツール

複数装置のコンフィグレーション情報を一括収集管理できます。
スケジュール機能を搭載しているため、任意の収集時刻でコンフィグレーション情報の収集ができます。

ソフトウェア更新ツール

複数装置のソフトウェアの状態確認とアップデートを一括して行えます。
並行して複数装置をアップデートできるので、アップデート作業時間を削減できます。

L2ループ監視ツール

フロントパネル上にループ状態アイコンを表示することで、L2ループ発生箇所を容易に特定できます。
またメールでL2ループ発生を通知することができます。

Web認証画面入れ替えツール

Web認証用HTMLファイルの収集とスケジューリングによる配布を一括して行えます。
Web認証用login画面をGUIにて生成できます。

省電力管理ツール

ツール側で複数装置の省電力管理をスケジューリングできます。
また消費電力量を表示することにより、省電力効果が容易に確認できます。

障害復旧サポートツール

装置の設定情報(コンフィグレーション情報/アカウント情報/ソフトウェア情報など)をツール側で一括管理できます。
SDカードスクリプト機能と連動することにより、装置交換時のダウンタイムを低減できます。

フィルタ管理ツール

複数装置のフィルタ情報を一括管理でき、インタフェースへの適用も複数装置まとめて適用できます。また認証専用フィルタ情報も管理できます。

仮想ネットワーク可視化ツール

複数装置に跨るVRF/VLAN情報を可視化でき、整合性の確認も行えます。
装置に接続している端末(MACアドレス)とインタフェースおよび認証状態を可視化できます。

ユーザアカウントツール

ネットワーク上に存在する複数装置のユーザアカウント情報を1台のサーバで集中的に管理できる機能(ユーザアカウント情報収集/反映/反映時刻記録/インポート/エクスポート)を提供できます。

証明書配布ツール

ネットワーク上に存在する複数装置のWeb認証の証明書を1台のサーバで集中的に管理できる機能(証明書情報収集/配布)を提供できます。

AX-Networker's-Utilityの動作環境

  AX-Networker's-Utility
OS Windows Server 2008
Windows Server 2012
Windows 7
Windows 8.1
Windows 10
必須ソフトウェア JRE 8/9
CPU インテル Core iシリーズ以上
必要メモリ 4.0GB以上
ディスク容量 1.9GB以上/ツール
サポート機器 AX6700S/AX6600S/AX6300S/AX4600S/AX3800S*1/AX3600S*1/
AX2500S/AX2200S/AX2100S/AX1200S
管理最大機器数 制限なし
  • *1 装置上でスタック機能を動作させる場合、OAN機能は使用できません。

導入検討時の注意事項

  • AX1200S/AX2100S/AX2200S/AX2500Sの場合
    同一PC内で、ON-APIを活用したアプリケーションを複数搭載することはできません。
    (PC1台につき、1アプリケーションとなります)

機能紹介・仕様(ON-API)

AX-ON-API-SDKの機能紹介

AX-ON-API-SDKは、NETCONFプロトコルをベースにしたネットワーク機器の制御を行うツールキットです。
ネットワーク機器に対する構成設定、状態の管理等の運用に必要な操作を「Javaのクラスライブラリ」として提供します。

利用可能なネットワーク制御機能の例(最新のAPI一覧はデータシート参照)

制御対象 概要
VLAN情報 VLAN名の定義、VLANに属するポートやVLANの属性等の設定・収集
ポート情報 装置の各ポートのon/off、回線速度等の設定・収集、リンクアグリゲーション情報の設定・収集
コンフィグレーション情報 コンフィグレーション情報の設定・収集
装置情報 装置IPアドレス、装置名等の設定・収集、装置が学習したMACアドレスの収集
フィルタ情報 MACアドレス、IPアドレス、TCP/UDPポート番号等を指定したフィルタの設定・収集
ファイルアップデート ソフトウェアのアップロード、ダウンロード
スタティックルート情報 ネクストホップやポーリングを指定可能なIPアドレス経路情報の設定・収集
認証情報 内蔵Web認証DB/内蔵MAC認証DBの設定・収集、Web認証/MAC認証のイベント収集
スパニングツリー情報 シングルスパニングツリー/PVST+/マルチプルスパニングツリー情報の収集
履歴管理 収集した装置情報をSubversionシステムで管理(追加/更新/削除/取得/差分抽出など)
省電力管理 省電力スリープやNIF/BSUなどの電力を制御
アカウント管理 ログインユーザ名/パスワード/enebleモードのパスワードの設定

AX-ON-API-SDKの動作環境

  AX-ON-API-SDK
OS Windows Server 2008
Windows Server 2012
Windows 7
Windows 8.1
Windows 10
必須ソフトウェア JRE 8/9
CPU インテル Core iシリーズ以上
必要メモリ 4.0GB以上
ディスク容量 1.1GB以上
サポート機器 AX6700S/AX6600S/AX6300S/AX4600S/AX3800S*1/AX3600S*1/
AX2500S/AX2200S/AX2100S/AX1200S
管理最大機器数 制限なし
  • *1 装置上でスタック機能を動作させる場合、OAN機能は使用できません。

導入検討時の注意事項

ON-APIを活用したアプリケーションをPCに搭載する場合は、下記に注意して下さい。

  1. AX2400S/AX3600S/AX3800S/AX6300S/AX6600S/AX6700Sの場合
    ON-API(SDK)及び装置搭載OS がそれぞれVer.1.5、Ver.10.8より前のバージョン
    同一PC内で、ON-APIを活用したアプリケーションを複数搭載することはできません。
    (PC1台につき、1アプリケーションとなります)
  2. AX1200S/AX2100S/AX2200S/AX2500Sの場合
    同一PC内で、ON-APIを活用したアプリケーションを複数搭載することはできません。
    (PC1台につき、1アプリケーションとなります)

機能紹介・仕様(AX-CM)

AX-Config-Masterの機能紹介

AX-CMは2017年3月31日付で販売終了いたしました。

AX-Config-Masterは、アラクサラ機器で構成されるネットワークの運用を支援する運用管理製品で

  • マネージャ側であらかじめ設定したコンフィグレーションを機器へダウンロード
  • 実際のネットワーク構成に合わせてコンフィグレーションを自動設定
  • 機器障害時の入れ替えに有効なコンフィグレーションをマネージャ側で一元管理

など、運用の自動化・省力化を支援します。

設計支援

ネットワーク構成設計機能

  • 機器・機器間の接続・サーバ群などを図面へ配置。
    下記の機能をAX-Config-Master上で設計することでネットワーク全体の一元管理を実現しています。
    • 装置情報
    • インタフェース情報(リンクアグリゲーション含む)
    • VLAN情報(ポート/プロトコル/MAC VLAN)
    • PoE情報
    • フィルタ情報
    • ルート情報(スタティックルート)
  • また面倒なフィルタ情報の設定および機器間・インタフェース間のコピー作業が単純かつ迅速に行えるため、管理者の負担低減を実現できます。

運用支援

コンフィグレーションの集配信機能

  • 機器側で変更されたコンフィグレーションも自動的に収集し、AX-Config-Masterで管理しているコンフィグレーションと比較することでAX-Config-Masterと機器間のコンフィグレーション不一致を検知できます。

障害監視機能

  • 機器やインタフェースの稼動(障害)状況をリアルタイムで表示します。またVLAN可視化機能と組み合わせることにより、障害時の影響範囲が簡単に特定できます。
  • 機器交換を伴う障害時には、機器を交換するだけの作業に簡略化できます。後は、自動的に交換された機器をAX-Config-Masterが検出し、コンフィグレーションを自動的にダウンロードするため、ネットワークの早期復旧を実現できます。

構築支援

機器の自動検出およびコンフィグレーション設定機能

  • AX-Config-Masterは接続された機器を検出し、コンフィグレーション設定までの作業を自動的に行います。事前のネットワーク情報を設計してさえいれば、現場での作業が「機器の設置」と「機器間の結線」といった単純なものになります。また、未設計の機器が接続された場合でも図面上に表示するため、最新のネットワーク状況が把握できます。

機器間の誤配線検出機能

  • ネットワーク構築時に起こりうる配線ミスをAX-Config-Masterが自動的に検知します。さらに誤配線したインタフェースに対して適切なコンフィグレーションを設定することで、通信障害または不正な通信を防止することができます。

AX-Config-Masterの動作環境

  AX-Config-Master
運用管理ソフトウェア名 Manager View
OS Windows Server 2008 - -
Windows XP Professional
Windows Vista - -
Windows 7 ●(XPモードのみ) ●(XPモードのみ)
必須ソフトウェア JRE 7
CPU インテル Core iシリーズ以上*1
必要メモリ 8.0GB以上*1
ディスク容量 4.3GB以上 1.0GB以上
サポート機器 AX6700S/AX6600S/AX6300S/AX3800S*2/AX3600S*2/AX2500S*2/AX2200S/AX1200S
管理最大機器数 250台 -
  • *1 Windows XP Professionalを使用する場合は、CPU:Pentium 4 2.8GHz以上、必要メモリ:1.0GB以上
  • *2 装置上でスタック機能を動作させる場合、OAN機能は使用できません。

導入検討時の注意事項

  • 250台以上の機器を管理する場合、Managerを複数台設置して管理範囲を決めて管理してください。
    また、複数のManagerから、1つの機器に対して管理することは出来ません。
  • 冗長構成(ネットワーク・管理システム)での導入に付きましては、一部制約事項があります。
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