
レイヤ2ボックス型スイッチAX2200S シリーズ
スマートデバイスの普及にともない、オフィスや店舗ビルなどへの高速無線LANの導入や、ネットワークセキュリティの確保が求められています。
AX2200Sは、高速無線LAN用アクセスポイントを最大24台まで駆動でき、不正端末の接続を防止するネットワーク認証機能を備えた、コストパフォーマンスの高い次世代のギガビットフロアスイッチです。
また、デジタルサイネージなど新たなデバイスも収容できるよう、大容量の60W PoEにも対応しています。
- 高速無線LANアクセスポイントを効率的に収容できるギガビットフロアスイッチ
- PoE/PoE+に対応したギガビットインタフェースを24ポート装備
- 大容量のPoEデバイスにも給電可能な、ビルや商用施設向けのPoEスイッチ
- 無線LANアクセスポイントだけでなく、IP化の著しい監視カメラなどにも給電可能
- シンクライアントやデジタルサイネージ用ディスプレイなど、消費電力の大きなデバイスのために、60Wの電力を供給できる次世代PoEインタフェースを4ポート装備
構成例:中小規模構内ネットワーク

フロアスイッチ
- 1Gの端末やハブ、無線APを収容可能
- 多彩な認証機能によりフロアのセキュリティを確保(トリプル認証、マルチステップ認証など)
- うっかり接続ミスによるループ障害に自動対応(ループ検知機能)
- 使わないときは自動で無駄な電力をカット(未使用ポート省電力)
- 無線APや監視カメラなどへのPoE給電も可能(PoE/PoE+/60W PoE対応モデルを用意)
セキュリティ
トリプル認証
- 3つの認証方式(IEEE802.1X認証/Web認証/MAC認証)に対応し、さまざまなOSや端末が混在する環境でもユーザ認証が可能。
マルチステップ認証
- 複数の認証方式を組み合わせることで、不正端末排除とユーザ認証を同時に実施。
高いWeb認証性能
- 最大同時認証端末数(※)が多く、PC教室などの環境に最適。
※同時に接続要求があった場合、失敗しないで認証できる端末数
DHCP Snooping
- DHCPサーバから払い出されたIPアドレス以外の通信を遮断し、不正な固定IPクライアントを排除。
検疫ソリューション
- 認証・検疫サーバとの連携により、ポリシーに適合した端末のみを接続許可する検疫ソリューションを実現。
フィルタリング機能
- L2/L3/L4のACL(アクセスコントロールリスト) により、不正トラフィックを排除。
VLAN機能
- 多様なVLAN機能(ポートVLAN/Tag-VLAN/プロトコルVLAN/MAC VLAN)をサポート。
省電力・環境対応
無駄な電力をカットするダイナミック省電力
- 使っていないポートを自動で省電力にする、未使用ポート省電力機能。
- 夜間や休日など、ネットワークの使用量が低い時間帯に合わせたスケジュール運用も可能
省電力設計
- 省エネ法で定められたレイヤ2スイッチのエネルギー消費効率をクリア。
- 低消費電力を志向したアーキテクチャ/回路設計や、省電力部品の使用などにより低消費電力を追及。
ファンレスモデルを用意
- 執務室や会議室など、静音性が要求される場所にも設置可能。
- ホコリの吸い込みが無く、物理的な可動部品も無いため故障発生要因を低減。(AX2230S-24T)
PoE給電対応スイッチ
PoEによる電力線の排除
- 24本の1Gイーサネットインタフェース(UTP)を収容する、ギガビットフロア向けのPoEモデルをラインナップ。(AX2230S-24P)
- 電源ケーブル不要でIP電話や無線APなどのPoEデバイスを収容、ケーブリングの煩わしさと配線コストを削減し、工事期間の短縮を実現。
- 全ポートでのClass3[15.4W]の給電をサポート(最大24ポート)。さらにClass4[30.0W]の給電を行うことが可能なPoE+(IEEE802.3at)をサポート(最大12ポート)。
次世代の60W給電に対応
- 60W PoEにも対応(最大4ポート)。
高信頼・高可用
リングプロトコル
- 最短1秒での高速切替が可能なアラクサラ独自のL2冗長プロトコルにより、リングトポロジのネットワークを実現。
- 複数のリングを組み合わせたマルチリング構成により、柔軟なネットワークトポロジーをサポート。
※トランジットノードのみサポート
高信頼化機能
- リンクアグリゲーション、STP、GSRP Aware(Gigabit Switch Redundancy Protocol)、アッ プリンクリダンダント機能、UDLD、EtherOAMなどの機能により、回線や経路の信頼性を向上。
ループ障害の防止
- うっかり接続ミスによるループ障害を自動的に防ぐ、ループ検知機能を装備。
ストーム発生時の被害を軽減
- 万が一のストーム発生時には、ストームコントロール機能によりシステム全体のダウンを回避。
QoS機能
- 重要パケットや遅延に弱い音声パケットの優先制御、ポートに一定の帯域を付与する帯域制御機能など、きめ細かなQoS制御が可能。
IPv6対応
IPv6マルチキャスト連携機能
- IPv6マルチキャストパケット送出をコントロールするMLD Snooping対応。
運用管理・保守機能
AXシリーズで統一されたCLI
- AXシリーズ共通のコマンドラインインターフェースをサポートし、運用管理・保守操作性の一本化を実現。
コマンドレス保守機能
- スクリプト入りのSDカードを挿すだけで、ログの保存やファームウェアアップデートを自動で実行。
ネットワーク管理
- GUIの管理ツールAX-Networker's Utilityをサポートし、運用性を向上。
ロングライフソリューション
長期安定稼動をサポート
- 最長10年まで、トラブル解決支援や保守部品の提供を実現し、ネットワークの長期安定稼動をサポートするロングライフソリューションに対応。
AX2230S仕様アイコンの説明
PoE/PoE+に対応した高速無線アクセスポイントを収容するため、電力供給できる24ポートのギガビットインタフェースを装備したモデルを揃えています。モバイル端末環境のトリプル認証やマルチステップ認証にも対応し、安全な無線ネットワーク構築に最適なレイヤ2ギガビットスイッチのスタンダードモデルです。
![]() |
![]() |
- *1
- 省エネ法で定める測定方法に基づく値
- *2
- 受電装置の電力クラスがClass4(30.0W)の場合は、給電可能なポート数は最大で12ポート
- *3
- 給電可能なポート数は、最大で4ポート
- ※
- 省エネ法で義務付けられる表示事項ならびにその測定方法については、「グリーンIT:省エネ法への取り組み」を参照ください。
※各製品をクリックすると、製品拡大写真がポップアップで表示されます。
AX2230S製品仕様
モデル | AX2230S-24T | AX2230S-24P | ||
---|---|---|---|---|
性能 | 最大スイッチング容量(Gbit/s) | 56 | 56 | |
最大パケット処理性能(Mpacket/s) | 41.6 | 41.6 | ||
最大ポート数 | 1000BASE-SX/SX2/LX/BX/LH (SFP) | 4 | 4 | |
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T | 24 | − | ||
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T 【PoE/PoE+/60WPoE】 | − | 24*1 | ||
レイヤ2機能 | 最大MACエントリ数 | 16K | ||
VLAN | ポートVLAN、Tag-VLAN(IEEE 802.1Q)、プロトコルVLAN、MAC VLAN | |||
スパニングツリープロトコル (STP) | STP(IEEE 802.1D)、RSTP(IEEE 802.1w)、PVST+、MSTP(IEEE 802.1s)、BPDUフィルタ、ルートガード、ループガード | |||
マルチキャスト連携機能 | IGMPv1/v2 Snooping、MLDv1/v2 Snooping | |||
リングプロトコル | Autonomous Extensible Ring Protocol*2 | |||
その他 | L2ループ検知機能、ストームコントロール、IEEE802.3ah/UDLD、Ether OAM | |||
ネットワーク機能 | 認証機能 | トリプル認証(IEEE802.1X認証、Web認証、MAC認証)、マルチステップ認証、Web認証用ワンタイムパスワード(RSA SecurID)*3 | ||
セキュリティ機能 | フィルタリング(L2/IPv4/L4)、DHCP Snooping、ポート間中継遮断機能 | |||
QoS | フロー検出(L2/IPv4/L4)、マーキング(DSCP/ユーザ優先度)、優先制御(フローベース、ユーザ優先度マップ)、 廃棄制御、シェーピング(ポート帯域制御、スケジューリング(PQ、WRR、PQ+WRR、WFQ))、Diff-serv |
|||
高信頼化機能 | リンクアグリゲーション(IEEE802.3ad)、アップリンク・リダンダント機能、GSRP aware | |||
仮想化(ネットワーク・パーティション) | − | |||
その他 | IPv4 DHCPサーバ、セキュアWake On LAN機能*3 | |||
運用管理機能 | ネットワーク管理 | SNMPv1/v2c、MIBU、RMON、LLDP、ポートミラーリング | ||
運用・保守 | CLI、OAN、コマンドレス保守機能(SDカードスクリプト)、RADIUS、SSH、syslog、ping、traceroute、telnet、ftp、NTP | |||
省電力機能 | スタティック省電力機能 | ポート電力供給OFF | ||
ダイナミック省電力機能 | ポート電力供給OFF(スケジューリング)、未使用ポート省電力*4 | |||
冗長化 | − | |||
ファンレス対応 | ファンレス | − | ||
設備条件 | 入力電圧 | AC100〜120V/200〜240V | ||
最大入力電流(A) | 0.5@AC100V 0.3@AC200V |
6.7@AC100V 3.4@AC200V |
||
最大消費電力(W) | 30 | 470 | ||
最大発熱量(kJ/h) | 108 | 1692 | ||
外形寸法W×D×H(mm) (高さ[U]) | 445×230×43(1U) | 445×350×43(1U) | ||
質量(Kg)(本体のみ) | 3 | 5 | ||
省エネ法表示事項*5 | エネルギー消費効率 (W/(Gbit/s)) | 区分A 0.9 | 区分A 1.5 | |
最大実効伝送速度 (Gbit/s) | 28 | 28 | ||
測定時のポート速度およびポート数 | 1Gbit/s | 28 | 28 | |
PoE最大供給電力 (W) | − | 370.0/装置、60.0/ポート*1 | ||
環境条件 | 動作許容範囲温度 | 0℃〜45℃ | 0℃〜50℃ | |
非動作時温度(非通電時) | -10℃〜50℃ | |||
保存および輸送時温度 | -25℃〜65℃ | |||
動作許容範囲湿度 | 10%〜90%(結露しないこと) | |||
非動作時湿度(非通電時) | 8%〜90%(結露しないこと) | |||
保存および輸送時湿度 | 5%〜90%(結露しないこと) | |||
浮遊粉じん | 約10ミクロン以下の浮遊粉じん : 0.15mg/m³ |
- *1
- 受電装置の電力クラスがClass3(15.4W)の場合は、給電可能なポート数は最大で24ポート、Class4(30.0W)の場合は最大で12ポート、60.0Wの場合は最大4ポート(特定ポートのみ)
- *2
- トランジットのみサポート
- *3
- ソフトウェアオプション
- *4
- 10/100/1000BASE-T(UTP)ポートでのみサポート
- *5
- 省エネ法で定める測定方法に基づく値
該当ソリューション
製品画像
製品写真
- AX2230S (ZIP形式、738kバイト)
Visioステンシル
- AX2230S (ZIP形式、301kバイト) (PPT形式、206kバイト)
- *
- Visioステンシルの使用・閲覧にはMicrosoft Visioが必要です。Visioは、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。