Secure Network Solution
実績豊富なネットワークインテグレータが提供する強固なセキュリティ
中堅・中小企業や大企業、文教市場などの多様なニーズに応えるネットワーク認証・検疫ソリューション
中堅・中小規模企業や文教市場において「検疫ネットワーク」の導入が進んでいます。ユーザのニーズに応えた幅広いソリューションが提供され、導入しやすくなっているためでしょう。検疫ネットワークで利用されるネットワーク機器は、信頼性や品質の高さが何よりも求められています。セキュリティに対する信頼性が求められ始めている昨今、検疫ネットワークは欠かせないソリューションとなり始めています。ここでは低コストで運用性の高い検疫ネットワーク「Secure Networks」について紹介していきます。
ネットワークは、信頼性が重視されるインフラ
これまでネットワークは、機器と機器とを「つなげる」ことを目的として敷設されてきました。クライアントPCやサーバをつなげたことで、業務効率は飛躍的に向上し、関連企業同士がネットワークでつながり、サプライチェーンマネジメントなども容易に実現できるようになっています。今やビジネスにおいて、ネットワークは欠かすことのできないインフラストラクチャ(以下、インフラ)となっています。もし、ネットワークに障害が起きれば、業務停止が余儀なくされ、場合によっては社会問題に発展することもあるでしょう。そのため、ネットワークには何よりも信頼性が重視されるようになっています。
一方で、ネットワーク経由でさまざまな端末をつなげたことによるセキュリティ上の懸念も増えています。ネットワークへの不正接続により、ウイルスの感染が拡大し、甚大な被害にあってしまった事例も数多くあります。これまで安全と考えられていた内部のネットワークについても、セキュリティに関する対応が必要になってきているのです。
検疫ネットワークへのニーズが高まる
検疫ネットワークは、内部のネットワークについてもセキュリティを確保したいというニーズに応えて生まれたもので、2004年ごろ市場に登場しました。当時、検疫ネットワークを必要としていたのは、セキュリティ意識の高い大規模企業や官公庁が中心でした。そのため、検疫に関するソリューションも、数万ユーザ規模をターゲットとしたものだけが提供されていたのです。
以前の検疫ネットワークは、専用のネットワークを敷設し、認証のためのサーバやソフトウェアを導入するなど、導入・運用に多大な工数やコストがかかっていました。検疫ネットワークを導入することで、セキュリティを高められるとわかっていても、それを導入・運用できるのは一部の企業に限られていたのです。しかし現在では、中堅・中小企業でも検疫ネットワークを導入しようという動きが活発になっています。
「Secure Networks」は検疫サーバQuOLA@Adapter(クオラ アダプタ)、認証サーバAccount＠Adapter＋(アカウント アダプタ)、ログ監視サーバ LOG@Adapter (ログ アダプタ)と3つの認証方式をサポートするAXシリーズによって実現した低コストで運用性の高い検疫ネットワークです。検疫を必要とする全ての企業や組織にマッチする幅広いソリューションを用意しており、これまでその必要性を感じながら導入をためらっていた中堅・中小規模企業にも、市場を拡大し続けています。
QuOLA@Adapterは、検疫ネットワークの導入障壁を大きく低減させるアプライアンス機器です。通常、検疫にはクライアントPCにエージェントと呼ばれるソフトウェアを導入します。しかし、インストールの工数が負担になったり、検証が必要になるなど、導入・運用まで大きなハードルがありました。QuOLA@Adapterは、エージェントレスで稼働するので、工数をかけることなく容易に導入できます。
また、QuOLA@Adapterは専用アプライアンスであるため、既存システムに追加しやすく、OSパッチ管理などのサーバ運用管理が不要になることも、検疫ネットワークの導入・運用の工数やコストを下げる要因となっています。
さらに導入障壁を取り除く要因として、ネットワーク機器側の機能強化も無視できません。以前の検疫ネットワークでは、PC側で処理する部分が多くありました。最近では、それらの機能をスイッチやネットワーク機器が受け持つようになってきています。
例えば、スイッチを考えてみましょう。スイッチは、以前は単なる集線装置でしたが、最近では強力な認証機能をもつスイッチが現れています。特に、AXシリーズは、島HUB経由でのIEEE802.1X認証、Web認証、MAC認証というトリプル認証に対応しており、ユーザ環境に合わせて柔軟に利用できます。QuOLA@Adapterと組み合わせて活用することで、よりシンプルに検疫ネットワークを利用できるようになっています。
文教市場では、セキュリティの向上を第一目的に
大学などはセキュリティや信頼性がもっとも重視される市場でありながら、自治が浸透しており、制限などを嫌う傾向があります。ネットワークについても、その傾向は強いということが一般的に言われています。学生の持ち込みPCについても、可能な限り利用させたいというのは、多くの大学が考えていることです。その一方で、ウイルスの蔓延などにより、システムに障害が起こると、業務が遂行できなくなるばかりか、学生の授業にも影響が出てしまいます。そのジレンマを解消するのが検疫ネットワークです。既存のネットワーク環境からの変更は最小限にしつつ、アプライアンスや機器を導入することで、学内ネットワークを常にクリーンに保つことができます。Windowsはもちろん、LinuxやMacintosh環境にも対応したソリューションを選択すれば、マルチベンダー/マルチOSである大学での使用に耐えうるソリューションとなるでしょう。
ネットワークの可視化のために認証ネットワークを導入する企業が増加
認証ネットワークは、スイッチの認証機能を利用して、不正PCがネットワークへ接続されるのを阻止します。もし、不正PCをネットワークに接続しようとしても、ネットワークの入り口で遮断されネットワークを利用できません。つまり社内ネットワークに接続される機器は、社内で管理しているPCだけに限られることになるのです。しかし、認証ネットワークのメリットはそれだけではなく、ネットワークを可視化できるというメリットもあります。認証ネットワークを導入すれば、どのPCがいつネットワークに接続されたか、どのようなPCが何台つながっているのかを把握できるようになります。
そのため、認証ネットワークをセキュリティ対策だけではなく、PCの棚卸しをするために導入するというユーザも増えています。そこで利用されるのがLOG@AdapterとAXシリーズの組合せです。
これまで、PCの棚卸しをするのには資産管理ツールが使われてきました。PCからインベントリと呼ばれる情報を収集し、その情報を表示することで、どのようなPCがどのように使われているのかを把握してきたのです。しかし、資産管理ツールを運用するためにも、エージェントの導入が必要で、その管理・運用工数は決して少なくないものでした。
LOG@Adapterを導入すれば、ネットワークセキュリティを向上させつつ、「いつ」「どのスイッチ/ポートから」「だれが」「どのPCで」接続したのかという情報が取得でき、PCの棚卸しが実現できます。運用工数もかからず、導入コストも低減できるため、ネットワークのリプレース時に検討する企業も増えており、非常に伸長しているソリューションとなっています。
カタログスペックでははかれない実績が何よりも重要に
検疫ネットワークの導入にあたり、機器の選定は大きなカギを握ります。どの製品も大差ないと考え、価格だけで選ぶと失敗の要因となります。例えば、カタログ上は認証機能があるからといって、実際の現場に導入できるとは限りません。実際に導入してみて、あるパターンでは使えないというケースも多々あります。もし、検疫ネットワークが利用できないとユーザへの影響も大きいため、シビアに選定する必要があるでしょう。そのため、ネットワークインテグレータの多くは、実績のある国産製品を使って構築しているといいます。特に検疫ネットワークは、日本独自のニーズの高まりから生まれたこともあり、国内製品の方が機能面でも実績でも一歩先を行っています。そのため、QuOLA@AdapterやAXシリーズのような国内ベンダー製品を中心に採用が進んでいます。
「Secure Networks」で採用されているQuOLA@Adapter、Account＠Adapter＋、LOG@Adapterは、パートナソリューションとしてAXシリーズと動作検証済みで、速やかに安心して導入することができます。
インフラの信頼性の向上に加えてセキュリティ面での信頼性も向上
今やビジネスに欠かせないインフラとなったネットワークは、何よりもビジネスを止めないだけの高い信頼性が求められています。一方で、さまざまな端末がネットワークに接続されるようになり、検疫ネットワークなど、セキュリティ面で高い信頼性を備えたネットワークのニーズも高まっています。「Secure Networks」は、AXシリーズにより実現する高信頼ネットワーク基盤と、QuOLA@Adapter、Account＠Adapter＋、LOG@Adapterを組み合わせることで、インフラの信頼性に加えてセキュリティの信頼性も高めることができます。さらに、ネットワークを可視化し、運用・管理工数の低減にも寄与しています。
今後、このようなネットワークを構築する企業は増えていくことでしょう。「Secure Networks」の重要性は、日々高まっているのです。
関連情報
- 1 パートナーソリューション
- Secure Networkで採用されている各製品は接続動作検証済みです。ご紹介した組み合わせで速やかに安心して導入いただけます。
- 2 お問合せ
- 【Secure Networks】
エイチ・シー・ネットワークス株式会社
