アラクサラネットワークスとメディアリンクス
1.5Gbit/s非圧縮ハイビジョンディジタルビデオ信号を
10Gイーサネット上で伝送する実用システムの接続検証を実施
- NetWorld+Interop Tokyo 2005で展示 -
2005年6月7日
アラクサラネットワークス株式会社
株式会社メディアリンクス
アラクサラネットワークス株式会社(取締役社長:和田 宏行、以下 アラクサラ)と株式会社メディアリンクス(取締役社長:林 英一、以下 メディアリンクス)は、アラクサラが提唱する快適で安心して使えるネットワークのコンセプト「ギャランティード・ネットワーク」に基づき、メディアリンクスの業界最先端の広帯域なデジタルビデオ伝送装置とアラクサラの高性能ハイエンドルータ/スイッチAXシリーズ*1を組合わせた高信頼で業界最高品質レベルの1.5Gbit/sの非圧縮ハイビジョンディジタルビデオ信号のIP伝送システムの接続検証を行い、NetWorld+Interop Tokyo 2005においてデモ展示します。
近年のインターネットの普及は、通信と放送の融合をもたらし、映像サービスがネット上のビジネスとして本格的に提供されるようになり、それに対応した高信頼、高品質な通信インフラが求められています。アラクサラは、こうした通信・放送インフラを「ギャランティードネットワーク」コンセプトに基づき快適で安心して使えるようにするため、キャリアグレードの高信頼設計、10Gイーサネットでのフルワイヤスピード転送、映像データを品質良く伝送するための通信品質制御(QoS)機能、加入者への同時放送のためのマルチキャスト技術、さらにユビキタスネットワーク社会の到来に向けた多種多様なIP機器の識別を容易にするIPv6など、業界最先端の技術をサポートしたハイエンドスイッチ/ルータ AXシリーズを開発、発売しています。
このギャランティード・ネットワーク上での有望なアプリケーションのひとつとして、ハイビジョンディジタルビデオ信号の伝送が期待されます。とくにメディアリンクスのMD6000*2は非圧縮でのビデオデータ伝送であり、放送局間などの実時間ビデオ伝送に適しています。非圧縮のため画像情報の劣化がないこと、また圧縮動作を伴わないため遅延時間を最小とすることができるなどの特徴があります。伝送帯域としては1.5Gbpsほどを必要としますが、アラクサラ製品と組み合わせたギャランティード・ネットワークと近年のネットワーク網の大容量化によって、このような高性能、高信頼のデータ伝送が実現可能となりました。
今回、通信・放送を融合したインフラ構築に向け、最高レベルの高信頼性と広帯域が要求される放送システムとして、メディアリンクスのデジタルビデオ伝送機器MD6000とAX7800Rシリーズを組合わせ、1.5Gbit/sの非圧縮ハイビジョンデジタルビデオ信号を10Gイーサネット上で伝送するシステムの接続検証を行い、高品質な映像再生をQoSで保証し、また経路障害時においても無瞬断で映像を提供し続けることができることを確認しました。両社は、この検証結果をもとに今後の市場創造に向けた活動をさらに実施していく予定です。
接続デモについては、NetWorld+Interop Tokyo 2005(新規ウィンドウを表示)のアラクサラブースにおいてご覧になれます。
会社名 | アラクサラネットワークス株式会社 |
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設立日 | 2004年10月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 和田 宏行 |
資本金 | 55億円 |
従業員数 | 約320名 |
事業内容 | ルータ、スイッチ等ネットワーク機器の開発・製造・販売・保守 |
会社名 | 株式会社メディアリンクス |
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設立日 | 平成5年4月 |
代表者 | 代表取締役 林 英一 |
資本金 | 3億3,424万円 |
所在地 | 神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1 KSP C棟1225 |
従業員数 | 38名(2005年4月) |
事業内容 | 映像、音声、通信に関する機器及びソフトウェアの開発、設計、製作、販売 |
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