ハードウェア開発

新機能の創出と、クライアントへの提案を担う

エンタープライズ向け製品のハードウェアを設計・開発する部署に所属しています。私は過去にキャリア*1向け製品の開発に携わっていて、現在はその経験を活かし新規機能の検討と提案活動を主に行っています。 具体的には、エンドユーザーである大手キャリアの元を訪れ、当社製品の新機能とそれを利用したソリューションを提案し、意見交換を行いながら具体的なニーズを引き出していきます。得られたニーズは同じ部署の開発にフィードバックし、共同で改善案を作成したうえで、再度提案を行います。この提案と改善を重ねながら先方の求めるものを形にしていき、最終的に受注へと結びつけるのです。製品を売るのではなく、エンドユーザーが当社製品を利用したうえで実現できるサービスや利益を提案するので、受注は容易ではありません。ひとつの案件の提案活動は半年から数年にわたる、息の長いものとなりますが、自身が開発に携わった製品を提案できるので、大きなやりがいがあります。 また、提案活動だけでなく、市場や技術の動向、エンドユーザーのニーズを鑑みながら、次期製品に求められる機能の検討やアイデアを考え出すことも仕事のひとつです。どちらもすぐには結果が出ないので、長期的な視点を持ち取り組む必要がありますし、努力が成果に結びつかないこともあります。しかし、エンドユーザーと直接接することで、生きたニーズに触れ、「今何が求められているのか」を知り、さらにそれを実現するために働きかけていける仕事です。

*1

キャリア(carrier)
固定電話や携帯電話などの通信サービスを提供する企業。音声やデータを「運ぶ」というところからキャリアと呼ばれる。

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