AXシリーズ製品FAQ
 

IPv4ルーティング

全般

 
 
Q1
ソースルーティングはサポートしていますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S
A1
Loose/Strictソースルーティング共に使用可能です。
 
 
 
Q2
装置からのARPリクエストはリトライを行いますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S AX2400S AX1200S
A2
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX5400Sの場合:
デフォルトで4回リトライを行います。
 コンフィグレーションコマンド「ip arp_max_send_count」で変更出来ます。

AX6700S AX6300S AX3600S AX2400Sの場合:
 デフォルトで1回リトライを行います。
 コンフィグレーションコマンド「arp max-send-count」で変更出来ます。

AX1200Sの場合:
 リトライは行いません。
 
 
 
Q3
複数のルーティングプロトコルで同一経路を学習した場合どのようになりますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S
A3
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX5400Sの場合:
プリファレンス値の最も小さい経路を選択しルーティングテーブルへ反映します。
プリファレンス値は任意に指定可能です。

AX6700S AX6300S AX3600Sの場合:
ディスタンス値の最も小さい経路を選択しルーティングテーブルへ反映します。
ディスタンス値は任意に指定可能です。
 
 
 
Q4
show ip route (all-routes)のageにおいて49708日までと記載がありますが、49709日になった時点でカウンタクリアされるのですか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S
A4
カウンタクリアされ「0」に戻ります。
 
 
 
Q5
ProxyARP機能をサポートしていますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S
A5
上記対象製品でサポートしています。
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX5400Sの場合:
  • 「ip proxy_arp」で設定します。
  • デフォルトはARPの代理応答を行いません(proxy_arp_off)。
AX6700S AX6300S AX3600Sの場合:
  • 「ip proxy-arp」で設定します。
  • デフォルトはARPの代理応答を行います。

上記対象製品において、コマンドで変更を行うと当該インタフェースは一度ダウンし、再度アップします。
 
 
 
Q6
unnumbered IP機能をサポートしていますか?
対象製品:
AX2000R
A6
上記対象製品でサポートしています。
 
 
 
Q7
ポリシーベースルーティングとはどんな機能ですか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S
A7
ポリシーベースルーティングは、ルーティングプロトコルで登録された経路情報に従わず、ユーザが設定した宛先装置にパケットを転送する機能です。
受信側のインタフェースに設定したフィルタ定義のフロー検出条件に一致した場合、同フィルタエントリに設定されているポリシーベースルーティングの設定内 容に従いパケットを転送します。
上記対象製品でポリシーベースルーティング機能をサポートしており、宛先NextHopとしての登録数は「256」で共通です。
 
 
 
Q8
各ルーティングプロトコルのプリファレンス値を教えて下さい。
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S
A8
各プロトコルのプリファレンス(ディスタンス)のデフォルト値は以下の通りです。

  • AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX5400Sの場合(プリファレンス値):
       0: 直結経路 ※固定値です
     10: OSPFのAS内経路 ※AX2000Rでは固定値です
     15: IS-ISの内部経路
     20: BGP4のデフォルト経路
     60: スタティック経路
    100: RIP経路
    130: 集約経路
    150: OSPFのAS外経路
    160: IS-ISの外部経路
    170: BGP4経路

  • AX6700S AX6300S AX3600Sの場合(ディスタンス値):
       0: 直結経路 ※固定値です
       2: スタティック経路
     20: BGP4の外部ピア学習経路
    110: OSPFのAS内経路
    110: OSPFのAS外経路
    120: RIP経路
    130: 集約経路
    200: BGP4の内部ピア学習経路
    200: BGP4メンバーAS間ピア学習経路
 
 
 
Q9
マルチパスは何本まで設定できますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S
A9
16本までマルチパスの設定が可能です。
スタティック、OSPF、BGP4、IS-ISでご利用できます。
※使用するプロトコルにより、モデルの選定やオプションライセンスを追加して下さい。
ご利用にあたりましては、以下の項目にご注意下さい。
  • Hash計算によりパスを決定するため、必ずしも等配分のマルチパスにはなりません。
  • 出力帯域を超えたパケットは、他のパスに振り分けられず廃棄します。
 
 
 
Q10
OSPFの「router-id」とBGPの「bgp router-id」が異なる場合でも、経路のredistribute(OSPF⇔BGP)は可能ですか?
対象製品:
AX6700S AX6300S AX3600S
A10
上記対象製品では、OSPFの「router-id」とBGPの「bgp router-id」が異なる場合でも、経路のredistribute(OSPF⇔BGP)は可能です。(※但し推奨構成ではありません)
なお、上記対象製品以外(AX7800R等)は、OSPFとBGPで同じ「routerid」を使用するため、異なる場合がありません。
 
 
 
Q11
高速経路切替機能とはどんな機能ですか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S
A11
高速経路切替機能は、同一の宛先を持つ複数の経路が存在する場合に、最も優先度が高い経路情報(第1優先経路と呼ぶ)と、第1優先経路の次に優先される経路(第2優先経路と呼ぶ)をあらかじめルーティングテーブルに登録しておき,インタフェースダウンなどによって第1優先経路が使用不可能になったとき,素早く第2優先経路をフォワーディングテーブルに登録することで、通信停止時間の短縮を図る機能です。
スタティックやRIP/OSPF/BGP4/IS-ISのプロトコルを組み合わせる事ができます。
 
 
 
Q12
1つの宛先に対して、ロンゲストマッチとディスタンス値の違う経路がある場合はどちらを選択しますか。
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S
A12
ロンゲストマッチの経路を優先します。
ディスタンス値は、1つの宛先に複数のNexthopを学習しているような場合に、第一優先経路を決定するための優先度です。
例えば、宛先10.1.1.1へ以下の2つの経路、
・経路A(宛先:10.1.1.0/24、Nexthop:ルータA、ディスタンス値:10)
・経路B(宛先:10.1.1.1/32、Nexthop:ルータB、ディスタンス値:100)
がある場合は、経路Bを選択します。
 
 
 
Q13
ループバックアドレス(IPv4)は経路集約の対象ですか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S
A13
いいえ。
ループバックアドレス(IPv4)は経路集約の対象外です。
 
 
 
Q14
PON等の折り返し通信が出来ない機器を接続しています。AX製品で受信ポートへ折り返し通信を実現する事は出来ますか?
対象製品:
AX6700S AX6300S AX3600S
A14
ローカルProxyARPを使うことで、IPv4ユニキャストパケットを受信ポートへ折り返して転送します。
(注意)
・IPv4ユニキャスト以外は折り返しません。
・AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX5400Sでは、ローカルProxyARPをサポートしていません。
 
 
 
Q15
IPv4ポリシールーティング(ポリシーベースルーティング)のパケット処理は、ハードウェア処理ですか?それともソフトウェア処理ですか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S
A15
ポリシールーティング(ポリシーベースルーティング)は、ハードウェア処理となります。
 
 
 
Q16
export定義で他プロトコルで学習した経路を再配信する際、特定の経路を対象外経路に指定したら他の経路も配信されなくなりました。どうしてですか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX5400S
A16
例として、OSPFにてダイレクト経路を再配信する場合、
export proto ospfase proto direct
を設定すると全てのダイレクト経路が配信されます。
しかし、
xxxx.xxxx.xxxx.xxxx/24 restrict
のように経路を指定した場合は、その指定経路のみを対象とします。
その為、特定の経路を対象外経路に指定した場合、全ての経路が配信されなくなります。
他の経路を配信させたい場合は、下記のように経路にallを指定して下さい。
export proto ospfase
   proto direct
   all
   xxxx.xxxx.xxxx.xxxx/24 restrict
 
 
 
Q17
nullインターフェース宛の経路を再配布対象から外す事は出来ますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S
A17
以下の通り設定を行う事で実現可能です。

AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX5400Sの場合:
経路フィルタで「interface null」と指定し、null宛の経路をdrop指定する事で再配布を抑止します。
設定例)
route-filter name RIP-OUT
  seq 100 match proto static interface null
  seq 100 drop

AX6700S AX6300S AX3600Sの場合:
route-mapで、「interface null」と指定し、null宛の経路をdeny指定する事で再配布を抑止します。
設定例)
route-map RIP-OUT deny 10
  match interface null 0
 
 
 
Q18
ARPのエージングを停止する事は出来ますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S AX2400S AX1200S
A18
ARPのエージングを停止する事は出来ません。
AX1200S以外はスタティックARPを登録する方法で対処して下さい。
 
 
 
Q19
ARPのエージング時間を変更する事は出来ますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S AX2400S
A19
はい、以下のコマンドでARPのエージング時間を変更する事が出来ます。

AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX5400Sの場合:
「arp_ageing_time」で1~65535分の範囲で指定します。
デフォルトは30分です。

AX6700S AX6300S AX3600S AX2400Sの場合:
「arp timeout」で60~86400秒の範囲で指定します。
デフォルトは14400秒(4時間)です。

AX1200SはARPのエージング時間を変更する事は出来ません。
1200秒(20分)の固定値です。
 
 
 
Q20
基本制御機構や管理スイッチング機構(AX6300S)の管理用イーサネットポートに関する経路情報を広告しないように出来ますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S
A20
はい、コンフィグレーションで経路情報を広告しないよう設定する事が出来ます。
 
 
 
Q21
ICMPのエラーメッセージの発行を停止する事は出来ますか?
対象製品:
AX7800R AX7700R AX2000R AX7800S AX6700S AX6300S AX5400S AX3600S AX2400S AX1200S
A21
コンフィグ設定でICMPエラーメッセージの発行を停止する事は出来ません。
ICMPエラーメッセージが経由する装置でフィルタリングする方法をご検討下さい。